ブッシュクラフトとは
ブッシュクラフのあれこれを解説。疑問解消や知識増加に。ビバ・ブッシュクラフト。
ブッシュクラフトってなに?
まずはブッシュクラフトのことを簡単に説明。
キャンプをしている人は「サバイバルみたいなキャンプ」という認識だと思いますが、個人的にはその認識でOKだと思ってます。
ブッシュクラフトは名前の通りブッシュ(低木・木・やぶ・未開地・奥地)でクラフト(物作り)することを指してます。
なので、それをキャンプの一貫として行うならば”サバイバルみたいなこと(クラフト)をするキャンプ”でハズレていないと思います。
ちなみにブッシュクラフトをしている人のことを「ブッシュクラフター」と言い、ブッシュクラフト由来の事柄を「ブッシュ○○」と呼ぶ傾向にあります。お茶なら「ブッシュティー」など。
またクラフトは「物作り」と訳すことも出来ますが、「手技」「手腕」と言った技術という意味で訳すことも出来ます。
なのでブッシュクラフトは「未開地で生活する技術」という意味もあるんです。
当サイトのブッシュクラフト関連の記事では、「知識をつけましょう」と口酸っぱく言っているのはこのためです。
ブッシュクラフトっぽい絵面を真似るだけでなく、スキルアップするように心がけましょう。
ライフスタイル
もう少し踏み込んで説明すると、ブッシュクラフトはキャンプスタイルの一種ではなく、自然にあるものでクラフトをする生活のことを指すライフスタイルのことです。
なのでブッシュクラフトと言うライフスタイルの中でキャンプをしているんです。
キャンプやBBQの様な "行動" を元にした名称ではなく、冒険やサバイバルの様なシチュエーションを元にした名称です。
「これをしたらブッシュクラフト」という定義は明確にはありません。
また生活なので1回で終わりではなく「今回はスプーンを作って、次回はフォークを作る」と続けていくものでもあります。
なので道具を単に "使う" だけでなく知る・作る・直すまで広げるのもライフスタイルとしてのブッシュクラフトでもあります。
SNSに捕らわれて「小さいテントに地べたスタイルで木のリフレクターを作るのがブッシュクラフト」などと考えてしまいがちですが、大きいテントやチェアも使いますし、クラフトしないこともあります。
またキャンプではなく、自宅の庭に自然にあるもので小屋や道具をクラフトしたりするのもブッシュクラフトと言えます。
SNS等で見かけるブッシュクラフトは「格好いい部分を切り抜いている」魅せるブッシュクラフトということを覚えておきましょう。
ブッシュクラフトらしさ
とは言えブッシュクラフトらしさは存在しています。
ブッシュクラフトは「自然と共に生きる」をモットーとしているので、自然の物でクラフトしたり、登山用品のようなカラフルな色ではなく山に溶け込む配色の物を使う傾向があります。
この山に溶け込む配色は自然との調和の意味もありますが、動物を驚かさないという意味も含まれています。
またブッシュクラフトはブッシュクラフトはスウェーデン、デンマーク、フィンランドなどの北欧に伝わる文化なので、北欧の伝統に習った風習や道具を多く取り入れられています。
北欧由来
上記の通り北欧から広まったブッシュクラフトなので、北欧由来の道具や習慣を多く見かけます。
北欧は日照時間・湿度・気温など日本と違うので、それに合わせてキャンプの仕方も変わります。
夏場は日照時間が長いのでランタンを使わない人も多く、湿度も低いので湿気対策や虫対策も日本より緩かったりします。
また「ブッシュクラフトらしい料理」と呼ばれるのも、バノック(パン)などの北欧らしい料理が多いです。
北欧由来の道具で言えばプーッコというナイフやククサというコップなどが有名です。
また寒い地なので他の動物の毛皮より防寒性に優れているトナカイの毛皮をマットとして使います。
トナカイは生息地でもあり、インテリアとしてもポピュラーなので取り入れられた北欧らしい道具と言えます。
北欧由来のメーカーで言うと、スウェーデン発祥のFJALLRAVEN(フェールラーベン)というメーカーが気に入られています。
日本でブッシュクラフトと言えばフェールラーベンと言ってもいい程に親密なメーカーです。
ですが上記でも言ったとおりブッシュクラフトはライフスタイルなので、変に "ブッシュクラフトの道具" や "北欧の伝統" という風にブッシュクラフトらしさに縛られなくても大丈夫です。
北欧には北欧の生活、そして日本では日本の生活をするのがブッシュクラフトと言えるでしょう。
ブッシュクラフトの個人的解釈
個人的にですが、ブッシュクラフトはしたいことに合わせてスタイルを変えるという所が一般的なキャンプと違うと感じている部分です。
ブッシュクラフトでは「居住区は道具を頼ってクラフトに時間を使う」や「シェルター作りに時間を使い火起こしは簡単に済ませる」のように、やりたいことに合わせてスタイルや道具を変えることが多いです。
また私はライフスタイルの解釈を "生活 = 成長" と考えています。
調査・経験・継続の3つからなる生活をすることで成長しさらに豊かな生活をする。といった認識です。
- 調査 : 方法や道具について調べる "知識"
- 経験 : 実際に手を動かして行う "技術"
- 継続 : メンテナンスや修理をする "管理"
キャンプとの違い
結局キャンプとブッシュクラフトって何が違うの?って方に簡単な表を作ってみました。
あくまでブッシュクラフトだとこういうことが多いというイメージなので鵜呑みにしないように。
ブッシュクラフト | キャンプ | |
---|---|---|
場所 | 野山 | キャンプ場 |
薪 | 拾う | 購入 |
火起こし | 極力便利な物は使わない | 着火剤やライターを使用 |
座る場所 | 地べた | 椅子 |
焚き火 | シェルターの目の前 | テントが溶けない距離 |
道具の素材 | 天然繊維を多く使用 | 金属や化学繊維を多く使用 |
道具の管理 | 修理して長く使う | 壊れたら買い直す |
道具の入手 | 拾う・作る | 購入 |
道具の量 | バックパックに入る量 | 車に積める量 |
配色 | 自然に溶け込む色 | 自由 |
ロープ | 色々な結び方を使用 | 最低限の結び方を使用 |
キャンプとブッシュクラフトの大きな違いは、人が管理しているキャンプ場か自然の野山でやるかというシチュエーションだと思っています。
なのでブッシュクラフトでは山を歩きやすいように道具が減り、現地調達も活用することが多くなるのが「サバイバル寄り」と言われる所以です。
道具だけでなく山での危機管理能力や、自然を大切にする後始末の技術も必要になります。
ブッシュクラフト流 火起こし
火起こしもブッシュクラフトでは大切な技術です。
火起こしのスキルを道具別で別けると、下記の3パターンになります。
- 着火剤を使用
- 着火具を使用
- 自然の物だけ使用
そしてこの中の「着火具」と「自然の物」の2パターンがブッシュクラフトで大事になってきます。
もちろん着火剤で簡単に済ますこともありますが、上記2パターンの技術はブッシュクラフトの醍醐味でもあり、必須スキルと言ってもいいでしょう。
着火具で火起こし
これは主にフェロセリウムロッドを使用しての着火のことです。
要領がわかれば簡単ですが、雨の日や火口の質が悪い場合などの着火が難しい条件でも火起こしができるようになりましょう。
自然の物で火起こし
こちらは火打ち石や、火起こし道具をクラフトして着火するやり方。
知識だけでなく経験に伴う技術も必要で、慣れるまでは難易度は高め。
火起こし道具は下記の4つの原始的なやつです。
- きりもみ式
- ひもきり式
- 弓きり式
- 舞きり式
中には「初日に弓ぎり式の火起こし道具を作り着火した火でチャークロスを作り、別日に火打ち石とチャークロスで火起こし」なんて人もいます。
※チャークロスは布を炭化させた火口のことで、布状の炭みたいな感じ。
まとめ
火を起こす技術には方法・火口・木の種類など多くの知識も必要です。
単純に着火させるだけなら簡単ですが、着火しやすい木、濡れた薪の扱い方、火口の使い方、薪の組み方など着火の知識は恐ろしく広いので覚悟しておきましょう。
またブッシュクラフトと言うからにはフェロセリウムロッドの成分だったり、なぜ火打ち石は火花が飛ぶのかなど道具の知識もつけたいところ。
雨でも火が消えないようにする、火を長持ちさせる方法、料理しやすい焚き火など、どんな状況や道具でも火起こしができるようになるのを目標に、毎回いろいろな方法でチャレンジしてみましょう。
木の知識や焚き火の知識は当サイトのキャンプスキルや木の図鑑のページで詳しく解説しています。
ブッシュクラフトの刃物
ブッシュクラフトでは、ナイフ・ノコギリ・斧をキャンプよりも頻繁に使用し、使い方や使用する種類も違ったりします。
また上記3つの他にクラフト用のフォークナイフやドリルも使用します。
詳しくは下記ブッシュクラフトの刃物解説ページを参照ください。
ブッシュクラフトでの狩猟・釣り
極力荷物を少なくするブッシュクラフトでは狩猟や釣りも醍醐味の一つです。
日本で狩猟をするには「わな猟免許」や「狩猟免許」など免許が無いと難しいので少数派ですが、ブッシュクラフトの一環として狩猟している方もいます。
トライスティックなどで練習するノッチにも罠で使用する物が多く取り入れられています。
とは言え、ブッシュクラフトの影響で猟を始める人よりも、普段猟をしている人がブッシュクラフトに取り入れるというパターンが一般的なので、「こういう猟があるのか」くらいの知識でも大丈夫です。
釣り
ブッシュクラフトで一般的な猟といえば釣りです。
魚相手でもやはり罠での捕獲より純粋に釣る人の方が多め。
ガチンコ漁や石打漁という「水中の石を別の石で叩くだけ」の、道具無しで捕獲する方法もありますが日本では禁止されているので注意しましょう。
漁目的でなくとも川や湖に無闇に石を投げたりしないこと。
ブッシュクラフトは人気のない場所で行うことが多いので、緊急時のために頭の片隅に入れておく程度にしておきましょう。
果実・山菜取り
猟とは少し違いますが、ブッシュクラフトでは山に生息している果実や山菜を使用することも多いです。
有名なものだと「ブッシュティー」と呼ばれる針葉樹やミントの葉から作るお茶。
果実だとブルーベリーの実はわかりやすいので採取する人も多いですし、詳しい人なら山野草やキノコなども取りますが、知識がないと危険なので知らない物は取らないようにしましょう。
ブッシュクラフトのトイレ
ブッシュクラフトはキャンプ場とは違い人の手が届いていない場所で行うので、トイレのことも勉強が必要です。
野糞や野ションと言われ「穴を掘ってする」というのが一般的な知識ですが、自然を大切にするためのルールやマナーがあるのでしっかりと知識を身に着けて野糞マイスターになりましょう。
詳しくは野山でのトイレ事情のページを御覧ください。
ブッシュクラフトができるキャンプ場
タイトル詐欺みたいにりますが、基本的にはキャンプ場でブッシュクラフトはやるべきではないと思ってます。
自然物が少なくそもそも出来ないのもそうですが、自然物は山では無限でも管理されている場所では有限なのでそれを使うのは良いことではないかと。
例え管理者に特別に許可を取っていても他人が見て勝手に真似をしたり「あそこでブッシュクラフトしてる人いた」と噂が立つのも管理者にとっては嬉しい話ではないでしょう。
ブッシュクラフトを知らない人が間違った方法で真似てしまうと怪我や火事を起こす危険もあります。
もちろん管理者が「ブッシュクラフトできます」と謳っているキャンプ場なら別ですが。
ブッシュクラフトができる場所
じゃあどこでブッシュクラフトできるの?って言われると "許可をもらっている野山" としか言えません。えぇ、こういうWEBという公の場では "許可をもらっている野山" としか言えません。えぇえぇ。
日本の土地は「共有地」と「私有地」がありますが、法律上?ブッシュクラフトができるのは「火気の使用許可がある共有地」か「許可をもらっている私有地」の2つになります。
そんな場所無いに等しいですが、問題を起こさなければ罰するに至らない場所はあるみたいですね。ボソッ
基本的に野山や河川敷などの場所はクローズドな情報で、口頭で伝えられる場所なのでSNSやWEB上で場所が特定されるような発言や発信はやめましょう。
ブッシュクラフトの始め方
ここまで読んできたけど実際にブッシュクラフトを始めにはどうすればいいの?という方向けに説明。
個人的には "似た行為" だろうが "もどき" だろうが各々好きなようにブッシュクラフトをしてもらってもいいと思います。
ブッシュクラフト準備編
まずはブッシュクラフトに行く前の準備から。
全てきっちりかっちりでなくても、キャンプをしながら少しずつ準備を進めてブッシュクラフトっぽくしていくのも楽しみ方の一つ。
1.知識
道具よりも先にまずは知識の準備をしましょう。
もちろん今まさに読んでいるこの記事も準備の内です。
勉強的な意味としての知識じゃなくても、いろいろな記事や動画を見て何がしたいのか、何ならできるのかを知るのも大事なこと。
2.場所探し
1番ネックであり1番大事なこと。
基本的には地図を見れば判断できたりもしますが、上でも書いたようにここでは "許可をもらっている野山" としか言えないので超アナログな方法を紹介。
キャンプ場や河川敷などのキャンプOKな場所に出向いて "野営してそうな人" や "オフロード車の人" と仲良くなって「オススメの野営地知ってますか?」と聞くことです。
だいたい上記の人達は野営地に詳しかったりするので、教えてもいい人と判断してもらえれば教えてもらえるはずです。
ただし自分のテント周りが汚かったり声がうるさかったりなど迷惑な一面を見せると「知らない」と一蹴されるので、ブッシュクラフターとしての自覚を持って行動してから声掛けをしましょう。
3.装備
ブッシュクラフトをするのに必要最低限の装備はもちろん、野営地の特徴からもしっかり判断しましょう。
特定の虫が多い場所ならその虫にピンポイントで効く対策商品や、駐車場から歩く場合は軽量化など。
"ブッシュクラフト=クラフト" という認識で、クラフト道具を集めがちですが、最初の頃は意外と場所選びや薪拾いなどやることが多くてクラフトまで手が回らない人も多いので、持っているキャンプ道具を活用しながら自然と調和したキャンプをしに行くという認識で選んでみましょう。
個人的に必要最低限と思う装備は以下の10個。
- それっぽいテント
- ナイフ
- のこぎり
- 斧
- 麻縄
- フェロセリウムロッド
- クッション(マット)
- トイレットペーパー
- 浄水器
- エイドキット
ブッシュクラフト感を出すための最低限なので、これだけ持っていけばいい・これを持ってればいいというリストではないので注意。
これがあればブッシュクラフトっぽいことできるよねってイメージ。
刃物は薪拾いや切り出しに使用。
麻縄があれば火起こしも出来るし、だいたいの物はクラフト出来るので持っておきたい一品。
ブッシュクラフトっぽさと言えばべたスタイルなので、クッションやマットも必須に近いアイテム。
また野山には水道水など皆無なので川の水を濾過するために浄水器も持っておきましょう。
人が少ない山中ではキャンプよりも怪我の恐れが多いのでエイドキットも必須。ポイズンリムーバーは特に欲しい所。
浄水器やエイドキットに関しては下記記事を参照して選んでみましょう。
逆に使わないことでブッシュクラフトっぽくなるキャンプ道具はこちら。
- イス
- テーブル
- コット
- 焚火台
- シングルバーナー
- ペグ
- ペグハンマー
- アルミポール
これもブッシュクラフトっぽくなるイメージなだけなので注意。
私も腰のためにロータイプのイスや、もしもの時のペグは持って行っています。
いる物いらない物のことを簡単にまとめると、やはり "地べたスタイルだとブッシュクラフトっぽい" という印象です。
最初にブッシュクラフトっぽい道具を揃えるよりも、まずブッシュクラフトを始めてみてから何が必要なのかを判断するのも大事です。
斧やナイフを新調してみたけど使い方と合わなかったなんてことも多々あります。
最初の内はキャンプ用として持っていた道具でも、ブッシュクラフトにハマってく内に地味色の物や用途にあった物に買い換えることも多いハズ。
4.予備装備
もしもの為に持っておく道具も選別しておきましょう。
特に未経験だと "意気込んで着火剤無しで挑んだら火起こしできない" なんてことも起こり得ますし、雨で難易度が高くなったりするので火起こし道具はカバンに忍ばせておきましょう。めんどくさい時に楽できるし。
また地べたスタイルは必ずと言っていい程腰を痛めるので、腰が悪い人はイスも念のために持っていくようにしましょう。
予備装備の選び方としては、自分がしたいことやスキル・装備の充実度などを考慮して選びましょう。
ブッシュクラフト実行編
実施にブッシュクラフトを行う方法。
と言っても「これがブッシュクラフト」ということではなくて、「こういうことするんだ」くらいに思っておいてください。
場所探し
野営地に着いたらまずは色々な場所探しをします。
探す場所としては下記の3つがメインになります。
- 基地となる場所
- トイレ
- 薪拾い
もちろん既にキャンプをしている人や、痕跡があれば基地はそこでOKです。
あとは腰を据える場所の周りの立地を知ることで、野獣出現や災害など何かあった時に有利になるので、帰路への色々な道中を調べておきましょう。
シェルターを張る場所の探し方としては、水場が近くにあり倒木(薪)も落ちている場所。
背の高い木が屋根になっていたりする場所を選びがちですが、場所によっては虫が落ちてくる場合もあるので注意しましょう。特にヤマビルはエグいです。
水場との距離は雨が降って川が溢れても影響がない程度には離れましょう。
あとは場所によっては野鳥などの撮影や、モトクロスや人が通る可能性もあるので、周りの人・動物・環境に配慮した場所選びをしましょう。
またトイレとなる場所は立地によっては数分歩くこともざらなので、近さなどで選ばずに人の迷惑にならない場所を探しましょう。
水場と近いとカエルやサワガニが遊びに来たり、虫も湧きやすいので少し離れるのが鉄則です。
クラフト
各々好きなクラフトをしてみましょう。
簡単な物だとリフレクターやペグなど。
バックパック用のハンガーはロープと枝1本でできるのでこれもオススメ。
ナイフの扱いに慣れているならポットハンガーにもトライしてみましょう。
二股に分かれている枝は重宝するので、薪にせずクラフトに使うのが鉄板。
まずは「クラフトって言うには恥ずかしい」程度のことから初めてみましょう。自分でこさえたものでキャンプをするのはワクワクしますよ。
お片付け
ブッシュクラフトで大事なのは自然との調和。なので片付けもしっかり行いましょう。
ブッシュクラフターも心に刻んでいる海外の屋外倫理にLeave No Trace(リーブノートレース)という言葉があります。日本語で痕跡を残さないといった意味で、火の跡や人のいた跡を無くして元通りにして帰りましょうといった感じです。
ゴミを残さないのは勿論、薪を拾いすぎて大量に残したり、クラフトした物を残したりなども止めましょう。
また倒木や生えてる物に関わらず木や石を傷つけたりするのもNGです。
Leave No Traceの精神として、自分の出したゴミや汚れだけでなく元からあるゴミなども拾うのが立派なブッシュクラフターと言えるでしょう。
焚き火の後始末に関しては以下の記事を参考にしてみてください。
ブッシュクラフト関連YouTube
あまりYouTubeは見ないのです詳しくはないのですが、 "おすすめで表示されたからには人気であろう" YouTubeをご紹介。
基本英語ですがブッシュクラフトは言葉の壁を超えるので安心してください。
Oizumi Bush n' Blade
フィンランドでBushn' Bladeというカスタムナイフメーカーやネイチャーガイドをされている方で、ブッシュクラフトやナイフのレクチャー・メイキングの動画をアップされています。
日本語でブッシュクラフトを"本格的に"解説してくれている数少ない方。ここ数年では親の顔より見た顔。
オススメの動画
人に薦めるときには「ブッシュクラフトの教科書」と紹介しているくらいなので、「この動画がオススメ」というよりも「とりあえず全部見ろ」精神なので、僕が初めて観た動画をご紹介。
Karamat Wilderness Ways
ブッシュクラフトの第一人者であるモースコハンスキーが所属するブッシュクラフト教室のチャンネル。
英語がわからないと見ていてもわかりにくいですが、存在は知っておきましょう。
オススメの動画
トライスティックの作成動画になります。ブッシュクラフトの第一人者のナイフ捌きを見て勉強しましょう。
埋め込みが禁止されているので上記リンクからご視聴ください。
Ray Mears & Woodlore Ltd.
ブッシュクラフトのもう一人の第一人者であるレイミアーズのチャンネル。
こちらも英語力が必須ですが存在は知っておきましょう。
オススメの動画
着火方法のハウツー動画になります。英語ですが見ているだけでもなんとなくわかると思います。
DonVonGun
個人的に大好きなおっちゃん。黙々とノスタルジックに撮ってると思ったらいきなりヘビメタよろしくはっちゃけたりする。
ワンちゃんと色々なパターンのブッシュクラフトをしたり、キャビンをクラフトしたり。
カービングのインストラクターをしていたりするのでクラフトの技術もピカイチ。
オススメの動画
3日間ブッシュクラフトをしている動画のロケーション1の動画。この後のロケーション2、ロケーション3も必見。
Bertram - Craft and Wilderness
無言で黙々と作業している姿を撮る系。スキルレベルが高すぎて逆に参考にならない系ブッシュクラフター。
元ブッシュクラフトのインストラクターで、木彫や鍛冶などブッシュクラフトに関連することを職業にしているのでとにかくスキルも設備も超高度。
オススメの動画
デンマークで6日間ブッシュクラフトをしている動画。掲載時で2522万回再生。
TAアウトドア
この方もキャビンを作ったりしている方。
釣りのチャンネルもやってるらしい。
オススメの動画
ポーランドの軍幕でブッシュクラフトをしている動画。
Far North Bushcraft And Survival
ブッシュクラフトのスキルを探しているとよく見かける方。見るブッシュクラフト動画というよりも知るブッシュクラフト動画。焚き火関係が多め。
英語で解説しているので多少英語の知識も必要。リスニングに慣れている方なら気合と根性で理解できる…はず?
オススメの動画
本当に自然にあるものだけで火起こしをする動画。これぞ火打ち石だ。おっちゃんの髭が火口にしか見えない。