[Boundless Voyage] チタンペグ レビュー

はしりゅう
[Boundless Voyage] チタンペグ レビュー image

Boundless Voyageに限らずチタンペグのことをレビュー。色々なメーカーとの比較で自分に合ったペグを見つけられる。

概要

ペグと言えば鍛造のスチールペグってくらい鍛造スチールが信頼と安心を勝ち取ってるけど、チタンも負けてないよってことを伝えたい。
ただペグは地面に対して良し悪しがあるから「鍛造スチールが1番!」とか「チタンが1番!」とか無いけどね。

チタンってどんな金属?って人はこの記事も是非読んでみてね。

Boundless Voyageとは

image photo

チタンペグと言えばこのメーカー「Boundless Voyage」
Boundless Voyageってどこのメーカーよってなるけど皆大好き中国のメーカーね。ただこのBoundless Voyageってメーカー、安かろう悪かろうってありきたりな中華仕様じゃあないのよ。チタン製品を多く作ってて何個か持ってるけどキチンと信頼できる。
何故かチタンへのこだわりが強いメーカーで何でもかんでもチタンで作っちゃう。Boundless Voyageでしか出してないようなチタン製品もあったはず。
値段に見合ってる部分もあるけど「すぐ壊れた!」なんてこたーない。
オフィシャルサイト

Boundless Voyageのチタンペグ

そんなBoundless Voyageちゃんからはチタン製のペグが4種類ほどでてます。
用途に合わせて買いたいけど長さのレパートリーが少ないからソリッドに寄り易いのがたまに傷。
※名称は商品のタイトルにある文言を抜粋してます。

ネイル

左20cm / 右16.8cm左20cm / 右16.8cm
左20cm / 右16.8cm
長さ 直径 重さ 価格/1本
製品 20cm 0.5cm 18g 335円
製品 16.8cm 0.5cm 15g 288円
他社製 25cm 0.8cm 100g -

10本での重量の差:820g ※20cmで比較

これの20cmは1番のお気に入り。すこぶる軽い!風が多少強くても全然へっちゃらだし、細いから小石混じりの土でもスルッと入っちゃったりする素敵なネイルペグ。
ただやっぱり細すぎるって感じる時もあるし、長さが心許ない時もある。メインでもありサブでもある器用貧乏なミッドフィルダーみたいなチタンペグ。
他のチタンペグと比べるといいとこ取りでオールマイティーと言うか無難なチタンペグが欲しい人にオススメ。(本当に器用貧乏)

ソリッド

左30cm / 右24cm左30cm / 右24cm
左30cm / 右24cm
長さ 直径 重さ 価格/1本
製品 40cm 0.8cm 93g 766円
製品 35cm 0.8cm 81g 700
製品 30cm 0.8cm 71.5g 650円
製品 24cm 0.8cm 57.8g 574円
製品 20cm 0.7cm 38.5g 488円
他社製 28cm 0.9cm 190g -

10本での重量の差:1,185g ※30cmで比較

30cmをメインで使ってます。本当は24cmをメインにしたいけどネイルが20cmだからより上位ってことで30cm。
30cmはやっぱりちょっと重長い。スチールと比較したら10分の1くらいで最強に軽いんだけどチタンのネイルペグと一緒に持ってるとねー。
でもそのおかげでどんな地面でもガチガチ入っていってくれて曲がったりなんかもしないスグレモノ。
このペグは主戦力として揃えるのにオススメ。

ステーク

左20cm / 中16.5cm / 右15cm左20cm / 中16.5cm / 右15cm左20cm / 中16.5cm / 右15cm
左20cm / 中16.5cm / 右15cm
長さ 直径 重さ 価格/1本
製品 20cm 0.5cm 19.3g 323円
製品 16.5cm 0.3cm 6g 154円
製品 15cm 0.3cm 5.5g 154円
他社製 21cm 0.6cm 50g -

10本での重量の差:307g ※20cmで比較

いわゆるピンペグってやつだけど商品名が「ステーク」ってなってる不思議名称なチタンペグ。
登山やバックパックキャンプ、ペグなんてなんでもいいって人にはこれがオススメ。土の地面ならこれの16.5cmでも十分なくらい。
ネイルのチタンペグが欲しいけど引っ掛ける所が欲しいって人もこっちかな。

V型

左16.3cm / 右16cm左16.3cm / 右16cm
左16.3cm / 右16cm
長さ 直径 重さ 価格/1本
製品 16.3cm 2cm 17g 325円
製品 16cm 1.5cm 11.9g 253円
他社製 18cm 1.2cm 13g -

10本での重量の差:-40g ※16.3cmで比較

やはり対アルミとなると重量では勝てないか。でもチタンの強度はアルミの約3倍もあるからVペグ愛用家にはこのチタンペグがオススメ。とは言っても他のチタンペグと比較すると強度はか弱い。
あと対アルミで比較した時に欠点になるのは値段かな?高い…

メリット

まず第一は軽さでしょう。散々説明してきたからアレだけどスチールの10分の1近い軽さよ。
キャンプ道具の中でもとにかくペグは重量と使用感の費用対効果が取れないからね。
むしろチタンペグのメリットは軽さだけと言っていいくらい恩賜を受けれる。他のメリットは所詮副産物よ。

他のメリット(副産物)としては掃除が楽ちんなとこ。
耐腐食性に優れてるから汚れても水でバリボリ洗えるし、海水に漬けたってなんのその。海キャンプにももってこい。
あと鋳造のスチールペグと違ってデコボコが無くて丸いから雑巾でスッと一拭きで簡単に土を落とせるのも嬉しい。

あとはチタンってだけで男のロマンが詰まってるとこ(メリット?)
トーチで焼色を付けてオリジナルカラーのチタンペグにしてる人も多いみたい。

雨の日なんかは鋳造スチールより抜けにくいらしい。知らんけど。
鋳造スチールだと凸凹してるから雨水が侵入しやすいとかなんとか。知らんけど。

デメリット

やっぱりデメリットは値段かな。ずば抜けて高いわけじゃないんだけど数を集めると思うとだいぶ良質なボディーブロー。
3,000円~3,900円くらいって見ると「まぁまぁメーカー物のペグと同じくらいじゃん?」って雰囲気あるけど
エリッゼの鍛造ペグ28cmが1本約360円、チタンのソリッド30cmが1本約650円。たけー。
よくわかんないメーカーの安いのと比較したら目も当てられない値段になる。

そんで絶対的な強度はやっぱりスチールに負ける。
だからって折れる曲がるってそんなにないんだけど、何も気にせず刺した場所に思いっきり打ち込むっていうペグ頼りの使い方してる人は曲げると思う。
石をも砕く強靭なペグ!って言い切れるかはわからん。

ちなみにネイルペグが引っ掛けがないから抜けそうで心配ってよく聞くけど、ロープとペグを90度の角度にしておけばまず抜けない。天変地異が起きて日本が沈没しても多分抜けない。

90度の角度で刺す
90度の角度で刺す

精神的安心感が欲しい人はワッシャーに刺したりして使うことも可能。

ワッシャーやナットも使えるワッシャーやナットも使える
ワッシャーやナットも使える

類似チタンペグ

チタンペグ言うてBoundless Voyageのを紹介したけど他のメーカーからもチラホラ販売されてるのでそっちも軽くご紹介。

中華

iBasingo
iBasingo

Boundless Voyageじゃない似た中華メーカーの物ね。ロゴ消しただけちゃうんか?って感じの商品。多分どれ買っても同じだと思う(きっとそのはず)

エリッゼ 64チタンペグ

ELLISSE
ELLISSE

長さ:20cm / 直径:0.7cm / 重さ:40g / 1本990円 製品

鋳造ペグの人気No.1と言っても過言じゃないエリッゼっちゃんからチタンのネイルペグ。ちょうどBoundless Voyageのネイルペグよりもスペック高くした感じね。
こっちは丸じゃなくて楕円形で、引き抜き用のパラコードは付属しない。一応通常のエリッゼステークと同じ曲げ耐性を持ってるとか?
そして高い。1本990円。高い。安心の日本メーカーだろうけど費用対効果は悪い。

トークス ネイルペグ

TOAKS
TOAKS

長さ:15.5cm / 直径:0.4cm / 重さ:9g / 1本495円 製品

こっちは1本あたり495円ほど。スペックが同じならこの値段でも我慢できるけど、この短さは致命的。曲がるんだろうな…

トークス フックペグ

TOAKS
TOAKS

長さ:16.3cm / 直径:0.3cm / 重さ:7g / 1本466円 製品

1本466円払って3mmのペグを買うならテントに付属してるペグで十分かな。あえてこれを買う理由が探しても見つからない。

トークス Vシェイプペグ

TOAKS
TOAKS

長さ:16.5cm / 幅:1.4cm / 重さ:17g / 1本734円 製品

Vペグ好きな人にはオススメしたい商品って言いたかったのに1本734円。高い!!オリハルコン製ですか?
トークスのチタンペグはあれだね、トークスファン向けかな?

author photo
筆者 : はしりゅう

このサイトの運営者。キャンプ道具は軍物やシンプルな物を好んで使用中。ブッシュクラフトをもっぱら勉強中。

オススメページ

Tips

スウェットはジャージ?
ジャージは編み方の名称なので、スウェットはジャージ ...詳しく見る
炭を入れてお米を炊くと美味しくなる?
カルキ臭と一緒に旨味成分も吸収するのでサッパリしてしまう ...詳しく見る

更新情報

人気ページ

人気料理

OMUSUBI グッズ

オススメ書籍

  • オススメ理由

    ナイフを歴史などを踏まえて解説していて、著者の人となりも合わさって読んでて楽しい作品。

  • オススメ理由

    写真が多めでとっつきやすいブッシュクラフトの本。読み物と言うよりも見る物なのでネット検索と変わりなし。

  • オススメ理由

    【洋書】ブッシュクラフトの第一人者モースコハンスキーによる技術書。

  • オススメ理由

    サバイバルやブッシュクラフトについて写真が多めで解説している本。とっつきやすいので初心者にオススメ。

  • オススメ理由

    木のことについて細かく解説している本。小さいので持ち運びにも便利。

  • オススメ理由

    Bushcraft 101の日本語翻訳本。洋書よりも写真が追加されて読みやすくなっている。

  • オススメ理由

    ナイフ博士と言っても過言ではない大橋正行さんの著書。ブログも楽しい。

  • オススメ理由

    【洋書】まさに技術書と言わんばかりに写真やイラストを使わずに文字尽くしている本。

  • オススメ理由

    日本のナイフについての解説本。著者の織本篤資さんの人となりも楽しめる。

  1. 人気ページ
  2. 人気料理