鉄フライパンのシーズニング方法
- 作成日
- 編集日2024-06-20
鉄フライパンに油膜を張って張りきや焦げ付きから守るシーズニングの方法を解説。
材料
ごま油 |
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塩 |
野菜くず |
クッキングペーパー |
解説
鉄フライパンのシーズニング方法です。
一般の方法にプラスして「使用に伴うコーティング」も多少行う方法になります。
使用する油について
油には酸化する際に硬化する度合いで乾性油・半乾性油・不乾性油の3種があり、シーズニングには亜麻仁油やクルミ油など木材のコーティングで使われるような乾性油が向いていますが、ありどこにでもある半乾性油のごま油を推奨しています。
サラダ油やオリーブオイルは不乾性油でシーズニング向きではありませんが、使用しても問題はありません。※自分も向いてないと知っててサラダ油を使うことがあります。
準備
シーズニングの前にまずフライパンを綺麗にクリーニングしましょう。
未使用でも錆止め用のコーティングがされていることが多いので必ず行うにしましょう。
作り方
軽く火にかけて洗った時の水分を飛ばします。
フライパンが濡れていない場合は必要ありません。
ごま油を1cm程度の深さになるまで入れ、塩を適量加えて熱します。
野菜くずを入れます。
フライパンが小さい場合は野菜くずも小さめに千切っておきましょう。
野菜くずを使用して側面にもごま油を塗っていきます。
火を止めて野菜くずと油を別容器に移します。
通常のシーズニングではこの後洗って完了となりますが、ごま油が余っているのでさらに油膜を張っていきます。
軽く水洗いをしてクッキングペーパーで水分を拭き取ります。
側面の淵の部分が茶色くなっていますが、この状態でも問題ありません。詳しくはコツ・ポイントの欄を御覧ください。
火にかけて洗った時の水分を飛ばします。
余ったごま油を薄く塗って強火にかけます。
この時に淵の部分も火に当ててしっかり焼きます。
フライパンが煙を上げ始めてから煙が出なくなったら、火を止めてフライパンを冷まします。
この時に完全に冷まさずに次の工程に行くと、油の焼付き(茶色い部分)の原因にも繋がるのでしっかりと冷ましましょう。
工程8~9を2度ほど繰り返します。
途中で茶色い部分が出てしまっても工程8~9を繰り返すことで消すことが出来るので、金たわしなどでこすったりしないようにしましょう。
完成です。
フライパンが真っ黒くテカテカなっていれば完璧です。
工程8の火力について
>工程8では油をしっかりと焼き切る必要があるので最大火力で行いましょう
茶色い部分について
シーズニングでフライパンが茶色くなるのは油を焼ききれずに焦げ付いている状態です。
使用していれば消えていくのでそのままでも問題ありませんし、工程8~9を繰り返すことで消すことが出来ます。
原因としては油が多い、火力が弱いなどがあります。
淵の部分が茶色くなりやすいのは、熱が当たりにくく油を焼き切っていないのが原因です。
下の画像を参考に焼けているか判断しましょう。