[Boundless Voyage] チタンペグ レビュー
- 作成日
- 編集日2024-07-08
Boundless Voyageに限らずチタンペグのことをレビュー。色々なメーカーとの比較で自分に合ったペグを見つけられる。
概要
ペグと言えば鍛造のスチールペグってくらい鍛造スチールが信頼と安心を勝ち取ってるけど、チタンも負けてないよってことを伝えたい。
ただペグは地面に対して良し悪しがあるから「鍛造スチールが1番!」とか「チタンが1番!」とか無いけどね。
チタンってどんな金属?って人はこの記事も是非読んでみてね。
Boundless Voyageとは
チタンペグと言えばこのメーカー「Boundless Voyage」
Boundless Voyageってどこのメーカーよってなるけど皆大好き中国のメーカーね。ただこのBoundless Voyageってメーカー、安かろう悪かろうってありきたりな中華仕様じゃあないのよ。チタン製品を多く作ってて何個か持ってるけどキチンと信頼できる。
何故かチタンへのこだわりが強いメーカーで何でもかんでもチタンで作っちゃう。Boundless Voyageでしか出してないようなチタン製品もあったはず。
値段に見合ってる部分もあるけど「すぐ壊れた!」なんてこたーない。
Boundless Voyageのチタンペグ
そんなBoundless Voyageちゃんからはチタン製のペグが4種類ほどでてます。
用途に合わせて買いたいけど長さのレパートリーが少ないからソリッドに寄り易いのがたまに傷。
※名称は商品のタイトルにある文言を抜粋してます。
ネイル
10本での重量の差:820g ※20cmで比較
これの20cmは1番のお気に入り。すこぶる軽い!風が多少強くても全然へっちゃらだし、細いから小石混じりの土でもスルッと入っちゃったりする素敵なネイルペグ。
ただやっぱり細すぎるって感じる時もあるし、長さが心許ない時もある。メインでもありサブでもある器用貧乏なミッドフィルダーみたいなチタンペグ。
他のチタンペグと比べるといいとこ取りでオールマイティーと言うか無難なチタンペグが欲しい人にオススメ。(本当に器用貧乏)
ソリッド
長さ | 直径 | 重さ | 価格/1本 | |
---|---|---|---|---|
製品 | 40cm | 0.8cm | 93g | 766円 |
製品 | 35cm | 0.8cm | 81g | 700円 |
製品 | 30cm | 0.8cm | 71.5g | 650円 |
製品 | 24cm | 0.8cm | 57.8g | 574円 |
製品 | 20cm | 0.7cm | 38.5g | 488円 |
他社製 | 28cm | 0.9cm | 190g | - |
10本での重量の差:1,185g ※30cmで比較
30cmをメインで使ってます。本当は24cmをメインにしたいけどネイルが20cmだからより上位ってことで30cm。
30cmはやっぱりちょっと重長い。スチールと比較したら10分の1くらいで最強に軽いんだけどチタンのネイルペグと一緒に持ってるとねー。
でもそのおかげでどんな地面でもガチガチ入っていってくれて曲がったりなんかもしないスグレモノ。
このペグは主戦力として揃えるのにオススメ。
ステーク
10本での重量の差:307g ※20cmで比較
いわゆるピンペグってやつだけど商品名が「ステーク」ってなってる不思議名称なチタンペグ。
登山やバックパックキャンプ、ペグなんてなんでもいいって人にはこれがオススメ。土の地面ならこれの16.5cmでも十分なくらい。
ネイルのチタンペグが欲しいけど引っ掛ける所が欲しいって人もこっちかな。
V型
10本での重量の差:-40g ※16.3cmで比較
やはり対アルミとなると重量では勝てないか。でもチタンの強度はアルミの約3倍もあるからVペグ愛用家にはこのチタンペグがオススメ。とは言っても他のチタンペグと比較すると強度はか弱い。
あと対アルミで比較した時に欠点になるのは値段かな?高い…
メリット
まず第一は軽さでしょう。散々説明してきたからアレだけどスチールの10分の1近い軽さよ。
キャンプ道具の中でもとにかくペグは重量と使用感の費用対効果が取れないからね。
むしろチタンペグのメリットは軽さだけと言っていいくらい恩賜を受けれる。他のメリットは所詮副産物よ。
他のメリット(副産物)としては掃除が楽ちんなとこ。
耐腐食性に優れてるから汚れても水でバリボリ洗えるし、海水に漬けたってなんのその。海キャンプにももってこい。
あと鋳造のスチールペグと違ってデコボコが無くて丸いから雑巾でスッと一拭きで簡単に土を落とせるのも嬉しい。
あとはチタンってだけで男のロマンが詰まってるとこ(メリット?)
トーチで焼色を付けてオリジナルカラーのチタンペグにしてる人も多いみたい。
雨の日なんかは鋳造スチールより抜けにくいらしい。知らんけど。
鋳造スチールだと凸凹してるから雨水が侵入しやすいとかなんとか。知らんけど。
デメリット
やっぱりデメリットは値段かな。ずば抜けて高いわけじゃないんだけど数を集めると思うとだいぶ良質なボディーブロー。
3,000円~3,900円くらいって見ると「まぁまぁメーカー物のペグと同じくらいじゃん?」って雰囲気あるけど
エリッゼの鍛造ペグ28cmが1本約360円、チタンのソリッド30cmが1本約650円。たけー。
よくわかんないメーカーの安いのと比較したら目も当てられない値段になる。
そんで絶対的な強度はやっぱりスチールに負ける。
だからって折れる曲がるってそんなにないんだけど、何も気にせず刺した場所に思いっきり打ち込むっていうペグ頼りの使い方してる人は曲げると思う。
石をも砕く強靭なペグ!って言い切れるかはわからん。
ちなみにネイルペグが引っ掛けがないから抜けそうで心配ってよく聞くけど、ロープとペグを90度の角度にしておけばまず抜けない。天変地異が起きて日本が沈没しても多分抜けない。
精神的安心感が欲しい人はワッシャーに刺したりして使うことも可能。
類似チタンペグ
チタンペグ言うてBoundless Voyageのを紹介したけど他のメーカーからもチラホラ販売されてるのでそっちも軽くご紹介。
中華
Boundless Voyageじゃない似た中華メーカーの物ね。ロゴ消しただけちゃうんか?って感じの商品。多分どれ買っても同じだと思う(きっとそのはず)
エリッゼ 64チタンペグ
長さ:20cm / 直径:0.7cm / 重さ:40g / 1本990円 製品
鋳造ペグの人気No.1と言っても過言じゃないエリッゼっちゃんからチタンのネイルペグ。ちょうどBoundless Voyageのネイルペグよりもスペック高くした感じね。
こっちは丸じゃなくて楕円形で、引き抜き用のパラコードは付属しない。一応通常のエリッゼステークと同じ曲げ耐性を持ってるとか?
そして高い。1本990円。高い。安心の日本メーカーだろうけど費用対効果は悪い。
トークス ネイルペグ
長さ:15.5cm / 直径:0.4cm / 重さ:9g / 1本495円 製品
こっちは1本あたり495円ほど。スペックが同じならこの値段でも我慢できるけど、この短さは致命的。曲がるんだろうな…
トークス フックペグ
長さ:16.3cm / 直径:0.3cm / 重さ:7g / 1本466円 製品
1本466円払って3mmのペグを買うならテントに付属してるペグで十分かな。あえてこれを買う理由が探しても見つからない。
トークス Vシェイプペグ
長さ:16.5cm / 幅:1.4cm / 重さ:17g / 1本734円 製品
Vペグ好きな人にはオススメしたい商品って言いたかったのに1本734円。高い!!オリハルコン製ですか?
トークスのチタンペグはあれだね、トークスファン向けかな?