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日米キャンプ比較

  • 作成日
  • 編集日2024-07-05

アウトドアの本場アメリカで山登りやキャンプを経験する事ができた筆者が日米両国でキャンプをして感じた違いについて、実体験からお話してみたいと思います

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概要

アウトドアの本場 アメリカでキャンプを体験して感じた、日米のキャンプの違いとは?

日本でもアウトドアブームがすっかり定着しましたね。最近はいわゆる「ソロキャン」など、色々なキャンプスタイルも流行っているようですし、キャンプやアウトドア系のYouTubeチャンネルなども人気です。

アメリカは何といってもキャンプの本場!

筆者は元々日本で山登りやキャンプを楽しんでいたのですが、ある時アメリカに駐在する事になり、アウトドアの本場のアメリカで山登りやキャンプを経験する事ができました。今回は、そんな筆者が日米両国でキャンプをして感じた違いについて、実体験からお話してみたいと思います。

アメリカはとにかく広い

一言にアメリカといっても、絶望的に広大(笑)。州や地域によって人々の性質、カルチャーや自然環境も全然違います。筆者は西海岸のワシントン州シアトルに約4年間住んでいた事があり、私が言う「アメリカでのキャンプ体験」は主にこの北米西海岸エリアでの話です。他の地域でのキャンプ事情はもしかしたら全く違うかもしれませんので、その点はお含みおきを。

とはいえ、西海岸はアウトドアのメッカであり、数多くの有名アウトドアブランドの発祥の地でもあります。例えば、Patagonia、The North Face、Columbia, Kavuなどなど。ですから、このエリアでの体験は、少なくともアメリカでのキャンプ文化の一端には触れる事ができたのではないかと思っています。

アメリカ人にとってキャンプとは?

そもそもアメリカ人にとって、キャンプってどんな位置づけなんでしょうか。

アメリカ人にとってアウトドアは日常

これは自分の印象ですが、例えばBBQを想像してみてください。
日本で「BBQをしよう!」となった場合、メンバーを集めて日程を調整し、場所を決めて役割分担を決めて、交通手段を確認し…といった感じで、一大わくわくイベントになる事が多いですよね。
一方、アメリカ人にとってBBQはそれこそ日常茶飯事です。
高齢の夫婦が普通にBBQで肉を焼いて、昼食や夕食のおかずにしていたりします。
アメリカのアパートメントの屋上や共用スペースには、ほぼ必ずと言ってよいほど、住人が自由に使える共用のBBQグリルがありますし、戸建ての家にも大体、庭にBBQグリル台が一台はある印象です。

私の住んでいたシアトルは秋頃から夏前にかけては天候が悪く、中々、屋外でのアクティビティを楽しめません。そのかわり、夏は気候が素晴らしく、まさにアウトドアを楽しむ為の季節になります。6、7月頃になって段々と気候が良くなってくるとみんなソワソワしだして、「だいぶ天気が良くなってきたなぁ。今夜の夕飯はBBQで肉でも焼くか」という感じで、マンションの屋上や庭でサクッと肉を焼いてワインと一緒に夕食として食べる、てな感じで、本当にごく日常の中でBBQを楽しんでいるようでした。

彼らにとってはキャンプも恐らくそのようなBBQの感覚の延長線上にあり、日本と比べても、より「日常」に近いように思います。天気の良い週末はとりあえずファミリーでどこかキャンプにでも出かけてのんびりする、というのが定番の過ごし方の一つで、大体、中流層以上であれば、どの家庭にもキャンプ道具一式はそろっている印象です。

アメリカのアウトドアはスケールがでかい!

週末にもなると、日本の街中の道路ではサイズオーバーになりそうな巨大なキャンピングカーや、SUVやピックアップトラックに自転車やバイクを積んだり、水上バイク、ボート、キャンピングトレーラーなどをけん引してアウトドアに出掛けるファミリーがとても多いです。

特にスケールが大きいなと感じたのが、国立公園の中を車やキャンピングカーで何日もキャンプをしながら回るというスタイル。これは自分は体験できなかったのですが、まさにアメリカならではですよね。
アメリカにはとんでもない広さの国立公園がいくつもありますが、そういった国立公園は一日で回る事など到底不可能。ですから公園内でキャンプをしながら寝泊まりし、数日かけて園内を周るのです。
公園内に宿泊施設や売店がある場合もありますので、そういったところを利用しながら回る事もあります。次回アメリカキャンプできる機会があれば、是非体験してみたい事の一つです。

日米アウトドア飯の違い

国の文化の違いが如実に現れるのはどこか。そう、食事ですね。
日本では、キャンプ飯に関する専門の本や雑誌、Youtubeチャンネルなど多くありますし、アウトドアショップにいけば実に様々なアウトドア用の食料品や調理道具が売っているものです。
最近のフリーズドライ食品や缶詰はとても優秀ですし、「キャンプや山登りでいかに食事を楽しむか」というのは、多くのキャンパーや登山者にとって、大きなテーマの一つと言えるのではないでしょうか。

一方、キャンプの本場、アメリカ。
彼らはさぞかし本格的なアウトドア飯を楽しんでいる事だろうと思いきや……意外にも、あまりそんな事は無かったのです。
渡米して最初にの友人と登山に行った時、苦労して上った山の頂上でアメリカ人の友人がおもむろに取り出した昼食はリンゴとミックスナッツ、それにプロテインバーでした。(笑) それを見た私は、「行動食としてならともかく、せっかく上った山の上でそんなの食べて、味気無くないんだろうか、、」と思ってしまいました。

自分はというと、当時はまだ渡米したばかりで、こだわりの山メシなど作る心の余裕が無く、かといってアメリカのコンビニやスーパーで美味しいおにぎりやサンドイッチなどが売っているわけでもなかったので、とりあえず登山前日の夜に必要に迫られて、何も考えずにタッパーにご飯と海苔を敷いて焼いた鮭と梅干、塩昆布などを乗せただけの、素朴な山メシ弁当を用意しました。

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ところが山頂でアメリカ人の友人にそれをみせたら、
「Wow、ファンタスティック!」
とかなり珍しがられてしまいました。(笑)
自分の中では簡単シンプルな妥協山メシでしたが、それでも山の上で食べる焼き鮭と白飯、梅干しは本当に美味しいもの。そこにインスタントの味噌汁でも加えたら、もう最高です。「日本人に生まれてよかった!」と思える瞬間でした。

アメリカのアウトドア飯はとてもシンプル

こんな具合で、アメリカ人の登山者やキャンパ―のアウトドア飯と言えば、トレイルミックスやプロテインバーなどの機能食で済ませたり、バナナやリンゴなどの手軽なフルーツをかじったり、ソーセージやチキンをもっていってチーズと一緒にパンにはさんでハンバーガーやホットドッグにしたり、ポテトチップスやビーフジャーキーをつまみにウイスキーを飲んだり、そんな感じ。
シンプルすぎて少々拍子抜けしてしまいました。
他には、お湯をかけて食べる粉末状のマッシュポテトや、フリーズドライミールを食べたりしている人もいましたね。
でもアメリカのフリーズドライ製品は味も微妙なものが多く、品ぞろえも日本ほどではありませんでした。

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アメリカではアウトドア飯はあくまで「栄養補給」?

例えば、アメリカのアウトドア向けのフリーズドライ食品には大体、タンパク質の含有量が大きく表示されている事が多く、美味しさやバラエティーというよりは、あくまで「食事」としての機能性を重視しているような印象でした。
その代わり、そのほかのアクティビティ、例えは海や川でウオータースポーツを楽しむというような事については、とにかく全力で楽しんでいる印象でした。
彼らにとって、アウトドアはあくまで自然の中で思い切り遊ぶ事であり、遊ぶことに全エネルギーを傾け、食事は食事として、なるべくシンプルで手間をかけずに栄養補給を済ませる、というスタンスの人が多いように思えました。

このように、アメリカと比較した場合、日本のアウトドア飯文化の方が圧倒的に充実しているように思います。それは食にこだわる日本人の国民性からきているのかも知れません。アメリカだけではなく、他の国のアウトドア飯事情がどのようになっているのか、気になるところですね。

アメリカならでは キャンプで気を付ける事

アメリカは日本に比べるとやはり治安は悪いので、アウトドアにおいてもセキュリティーの面で色々と気を付けなければならない事があります。

車上荒らしに注意!

アメリカでは「ブレークイン」といって、車の窓ガラスを割られて中を荒らされるという犯罪が、それはまあ頻繁にあるわけです。私も一度荒らされた事がありますし、周りの駐在員もかなりの確率で一度は経験していました。
さすがにホームレスや悪人がうろつく街中ほどではないと思いますが、人気の少ない山奥でも当然注意しなければなりません。

例えば登山口の駐車場であったり、駐車場とキャンプサイトが離れている場合などは、駐車場に車を停めておかなければならないわけですが、戻ってきたら窓ガラスが割られて車内が荒されていた…なんて事も起こります。
車上荒らしに遭わないために、車の中には基本的に何も残さないのが鉄則。少なくとも外から見えるところには何も置いてはいけません。信じられない事に、服とか靴とかでも盗られる事があります。
有名ブランドのアウトドアグッズなどは、恰好の標的になる可能性があるので要注意です。

ソロキャンはちょっと怖い

大自然でキャンプを楽しんでいるような人達に悪い人はいないと信じたいですが、ここはアメリカ。
先ほど車上荒らしの話もしましたが、窃盗などは日常茶飯事ですし、拳銃やナイフ、マリファナもフリーの国で、さすがにアジア人一人でソロキャンをする勇気は無く、基本的にはキャンプは複数人で行っていました。
日本では最近は女子のソロキャンパーも多くなっているようですが、やはりそれは治安の良い日本ならではならではなのでしょうね。(アメリカでも一人でテン泊の旅を楽しんでいるツワモノの女性もいましたが)

山奥にも銃社会の面影が…

治安絡みの怖い話ばかりで申し訳ないのですが、やはり安全面に気を遣う点は、日本とアメリカでの大きな違いだと思います。 もう一つ体験談として、とあるシアトル近郊の登山口の公衆トイレのドアやごみ箱が、銃痕だらけだった事があります(笑)。恐らく夜中に誰かが銃の試し打ちをしたのだろうとの事でしたが、日本だったら規制線が張られて封鎖されていそうなものですが、みんなそのまま普通に使っていました。
そして、そういった山奥の付近には射撃場がある事も多く、山を歩いていると近くから銃声が聞こえてくる、という事もしばしばありました。さすがアメリカ。。

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クマにご用心!

これは勿論、エリアにもよりますが、筆者が頻繁にキャンプや山登りをしていたワシントン州は、クマの一大生息地です。種類は主にブラウン・ベアー、いわゆるヒグマですね。
登山やキャンプをしていてクマをみかけた、という話は知人から当たり前のように聞いて おり、明らかに日本よりも身近な存在でした。
そんな環境で、真っ暗闇の森の中、布一枚のテントの中で寝るというのは、毎回それなり の緊張感がありましたので、クマ対策については色々と勉強しておりました。
シーズン前にアメリカのアウトドアショップにいくと、クマ対策の特設コーナーが 設けられていたりと、日本とは比較にならないほどクマ対策グッズが充実しているの です。逆に怖いですね。(笑)

日本とアメリカのクマ対策の違い

日本ではクマ対策というと、まずは熊鈴つけて歩くというのが一般的ですよね。
アメリカでも熊鈴は売ってはいたと思いますが、熊鈴をつけて歩いている人はほとんど見かけなかったように思います。
その代わりにクマ対策で一般的だったのが、熊スプレー(Bear spray)と、熊缶(Bear canister)でした。

熊スプレーは日本でも知られている通り、トウガラシなどの辛い成分でクマを撃退するものです。ただし、これは本当に接近されてしまった時しか使えませんし、自分の位置が風下だと自分が食らうという問題もあり、最終手段になりますから、やはり「クマが近づかないようにする」のがアメリカでも基本のクマ対策です。
但しそれは、人間を守る為でもあり、同時に食べ物をクマやその他の動物から守るためでもあります。
後段で話しますが、アメリカには山道の途中に食料や水などと調達できる山小屋などはありませんから、数日間テン泊をしながらトレッキングをする場合など、クマに食料を奪われてしまっては、それはそれで死活問題になります。
そのために、とにかくクマの興味を引く食べ物やにおいがするものを隔離する、というのが鉄則だと言われました。

クマ対策の設備があるキャンプ場もある

キャンプサイトによっては、高い鉄柱のような棒が随所にたっていて、その先端に食べ物を担ぎあげてぶら下げておく事ができるようになっているところもありました。
またオートキャンプ場に設置されているごみ箱などは、クマがごみ箱を開けて荒す事ができないように工夫された構造になっているのが一般的でした。

こういった設備がないところでキャンプする場合、慣れている人は、テントから離れた高い木の上に食べ物をぶら下げておく、という事をしている人もいましたが、もっとお手軽に食べ物を隔離する方法としてアメリカで一般的だったのが、ベアキャニスター、いわゆる熊缶です。

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熊缶は、日本ではあまり馴染みが無いと思います。これは、人間には開けられるけどクマには開けられないような構造になっており、かつ、クマが破壊しようとしても破壊できない形状になっています。また、ある程度密閉でき、匂いが外に漏れないようにもなっています。
就寝時にはこの中に食べ物はもちろん、香りがするもの(例えば歯磨き粉やガムキャンディー、日焼け止め、化粧水など)をすべて入れて置き、テントから離れたところに置いておくのです。
そうすれば、食べ物などの匂いにつられてクマがテントに近づいてきてしまうリスクを下げ、尚且つ食べ物そのものをクマから守るという事にもつながるのです。
難点としては、荷物としてかなりかさばるのと、それなりの重量があるので、バックパッキングなどには向かないという点です。そのような場合には、とにかくビニール袋やジップロックなどに食べ物などを密閉し、テントから離れた場所に置いておく、という方法もとっていました。

日本では、食べ物などは動物に荒らされないよう、外に放置せず、テントの中にしまいましょう、というようにも教わった気がするのですが、アメリカではこれは一番やってはいけない事として教わりました。テントの中に食べ物があると、匂いにつられてクマがテントに近づいてきてしまうかもしれませんからね。
因みに、とあるアメリカ人の友人は、キャンプの時はクマ撃退用と防犯用を兼ねて、常にライフルを車に積んでいると言っていました。さすがアメリカですね。。。
このように、熊をはじめとする野生動物への警戒度は、日本よりアメリカの方が高かったように思います。

それでもクマの被害は意外と多くない?

こんなにクマが身近にもかかわらず、意外にも人がクマの被害に遭ったという話は駐在中、ほとんど聞いた事がありませんでした。アメリカの州立公園や国立公園では、レンジャーが園内を常にパトロールしていて、クマの出没情報が入るとトレイルコースに近づかないよう、追い払ったりしているそうです。彼らは人間の位置を知らせてクマが遠くに離れるように仕向けるだけで、クマを駆除するのではありません。クマを敵視するのではなく、上手にコントロールして共生し、自然を楽しもうという考え方が根底にあるように思えました。

キャンプエリアの水が濾過して飲めるのかどうか確認!

アメリカでキャンプやテント泊をする前にまず調べなければならないのが、意外にも
「そのエリアの水源は濾過して飲める水どうか」
という事です。
少なくとも筆者は、日本ではこうした事をあまり気にした事はありませんでした。
というのも、日本の山岳地帯には山小屋が点在しており、そこで飲料水やジュース、食料、お酒なども買えたりしますし、キャンプ場には水道があったりもしますよね。
そのまま飲用可能な湧き水や井戸水もあったりします。

筆者がアメリカで登山やキャンプをした限りでは、いわゆる水場というものはありませんでした。そもそもアメリカでは山小屋のような施設は皆無で、水や食料は基本的にはすべて自分で確保する必要があります。
水については、水を濾過する事が出来るフィルターをもっていって、川の水や山の湧き水を濾過して水を確保するのが普通です。アメリカのアウトドアショップにいくと、いろんなタイプの濾過フィルターが充実して並んでいます。
しかし、キャンプするエリアが大規模農業地帯だったりすると、水源が農薬などの化学物質で汚染されている恐れがあり、その場合はフィルターでろ過しても飲めません。
そう言ったケースでは、必要な水はすべて手持ちで持っていく必要があり、荷物も大幅に増えてしまいますので、パッキングをより綿密にする必要があります。
そのエリアの水がフィルター濾過で飲めるかどうかは、インターネットで調べる事ができますので、まずは行きたい場所の水源が使えるかどうか、を調べる事が必須になってきます。意外な落とし穴かもしれませんが、知らないと結構致命的ですよね。

体験談~砂漠でキャンプ!~

筆者がアメリカでどうしてもやってみたかった事、それは、「砂漠でキャンプ」です。
よく、パソコンのスクリーンセーバーの画像とかで、広大な星空と地平線まで続く砂漠を背景にポツンとテントが光っている、みたいな画像がありますよね。ああいうのは日本では絶対に体験できないと思い、実際にやってみたかったんです。
はたして願いが叶い、実際に砂漠でキャンプする事ができました。砂漠といっても、ゴビ砂漠のような完全な砂の砂漠ではなく、背の低い乾いた草木が生い茂り、大小の岩がゴロゴロしているような乾燥地帯です。シアトル近郊は水と緑が豊かで、どちらかというと日本の自然環境に近いのですが、そこから車で2時間ぐらい走ると、カスケード山脈を隔てて気候がガラリと変わり、広大な砂漠地帯に様変わりします。このようなダイナミックな自然環境の変化もアメリカならではの醍醐味です。

砂漠地帯でのキャンプは、それはもう最高でした。何が最高って、とにかく地平線まで続く広大な砂漠と空を眺めながら、ゆっくりと流れる時間を贅沢に堪能できる事です。
こんなに最高のロケーションであるにもかかわらず、広大すぎて他のキャンパーの姿も、遠くの方にまばらに見える程度。まさに大自然を独り占め、といった感じでした。
椅子に腰かけてゆっくりと落ちていく日を眺め、夜には焚火をしながら、満点の星空を肴にウイスキーを嗜む。明け方には日が昇るのを眺めながらコーヒーを楽しむ。

空も地面も圧倒的に視界が開けているから、砂漠ならではの解放感が味わえます。
これは日本では中々味わえませんから、機会があれば是非おススメしたいです。

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砂漠キャンプの注意点

但し、もちろん砂漠ならではの注意しなければならない事もありました。
まず砂漠地帯ですから、ヘビの生息地である事が多いです。私が何度かキャンプをしたワシントン州東部のAncient Lakesという場所が、あろうことかガラガラヘビの生息地だったので、なるべくヘビの活動期を避け、移動の際は足元を慎重に確認しながら歩く必要があります。
実際、歩いていると、ヘビの巣穴や抜け殻が地面にたくさんありました。(笑)

また、寒暖差が激しく昼は真夏、夜は真冬のように寒いので、これも注意が必要でした。
加えて、当然砂ぼこりがすごいですから、カメラやスマホなど、防塵対策をしておく必要があります。砂漠地帯ですと近くでワイン用ブドウの大規模栽培をやっている場合が多く、前述の水問題の通り、暑いのに水の濾過飲用が出来ないので水を持参して計画的に使う必要がありました。防寒着やテント、食料と合わせて荷物が多くなりがちで、こうした荷物を暑い中、担ぎ歩く体力も必要でした。

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終わりに

いかがでしたでしょうか?
一言にキャンプといっても、国によって違いというのは結構でるものなんですね。
その国のカルチャーや自然環境によって、アウトドアを楽しむ方法も様々だと思います。私は幸運にもアメリカでキャンプを体験できましたが、他の国でのアウトドア事情はどうなっているのか、とても気になるところです。だれかご存知の方いたら是非教えてください。