
[MSR] トレイルショット マイクロフィルター レビュー
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7年使ったソーヤーミニからMSRトレイルショットに乗り換えてみたレビュー。浄水の手軽さや性能をソーヤーミニと比較しながら解説。

概要






わずか142g と軽量、コンパクトでろ過能力も高い浄水器です。フィルターを覆う本体はポンプになっていて、握り込むだけで浄水可能。浄水しながら直接飲むことができるので、小さな水たまりからも水が得られます。もちろんボトルへの注水も可能。中空糸膜のフィルターは1分間に約1L の浄水能力があり、フィルターの寿命は約2,000L。現場でのセルフクリーニングが可能です。
引用元:MSR公式サイト
携帯用浄水器の中でも高額商品が多いMSRの中でもお手頃価格の浄水器。
またポンプ式の中でも「浄水部をニギニギする」という類似商品がない特殊な形をしており、唯一無二の体験ができます。
携帯浄水器のことについて書いた記事も是非読んでみてね。
スペック
| 種類 | ポンプ式 |
|---|---|
| フィルター | 中空糸膜 0.2ミクロン |
| フィルター寿命 | 約2,000L |
| 収納寸法 | 14×6.3cm |
| 重量 | 142g |
| 流量 | 1L/分 |
| テスト基準 | EPA(米国環境保護庁) |
| 現場でのクリーニング | ○ |
| 現場でのメンテナンス | ○ |
| フィルターカートリッジ交換インジケーター | ○ |
| 価格 | ¥8,800 (税込) |
フィルター詳細
| 原生動物 | ○ |
|---|---|
| バクテリア | ○ |
| ウイルス | × |
| 微粒子 | ○ |
| 化学薬品/毒素(味/臭い) | × |
EPA基準とは? 日本の浄水器と何が違う?
日本にはアウトドア用フィルターの規格がほぼ無いため比較はできませんが、スペックにある「EPA(米国環境保護庁)」がどんな規格なのか。
EPA基準は、飲めるか分からない生水。川や湖の水から細菌・ウイルス・原虫を除去できるかを測る、「汚れた水を飲める水に変える」ための基準。
トレイルショットが対応するのは細菌・原虫・微粒子で、ウイルスは除去できないので、上流に集落や農地がある水源では、煮沸の併用が安心。
山の中の「クリアな沢水をサッと飲む」用途に向いてるフィルターです。
購入動機
元々ソーヤーミニを7年ほど使用していましたが、以下の手順が億劫でずっと「もっと楽に浄水したい」と考えていました。
| ① プラティパスに水を汲む | 入れにくい |
|---|---|
| ② ソーヤーミニをプラティパスに装着 | つけにくい |
| ③ ケトルに向けてプラティパスを押して浄水 | ちょっと面倒 |
| ④ 上記を3〜4回行う |
とはいえ、性能もコンパクトさも好みだったのと、使用頻度的にお金を出して新しい浄水器を買うほどでもないと感じていたのでズルズル使っていました。
ひょんなことからこの商品を検索した際に、新品未使用で半額以下になっているものを見つけたので、ものは試しと購入しました。
ちなみにソーヤーを選んだ理由はコンパクトさと異次元のフィルター寿命から「他の浄水器に浮気したとしても使うシーンがあるだろう」と思ったため。
サイズはこのくらい違う。
浄水性能
浄水性能的にはソーヤーミニよりも少し劣るくらいです。
フィルターの種類は同じ中空糸膜で、ソーヤーミニが0.1ミクロン、MSRが0.2ミクロンになります。
数字だけ見ると「ソーヤーの方が細かくて高性能」に見えますが、実用上の除去対象は実はほぼ同じというのが正直な結論です。
何故かと言うと細菌でいちばん小さい部類が約0.2ミクロンなので、MSRは必要十分ラインで、ソーヤーは安全マージンを持たせた設計という感じ。
浄水の楽さ
ホースの先端を川に入れてシュポシュポするだけで浄水できます。
時間で言うと0.7Lのケトル満タンで1分弱でした。
すごい楽かで言うと万人にオススメできる楽さではないですが、ソーヤーのように色々な工程を繰り返す必要がないので精神的楽さはすごいあります。
1回で3~4L浄水するとなると億劫かもしれませんが、「握るだけ」という簡易さから使う分だけ毎回浄水という使い方もしやすいです。
フィルター付き
また嬉しいのが、ホースの先端にゴミ除去のフィルターがついているので、水中で苔等が舞ってしまっても問題ありません。
ソーヤーの時はシンクで使う水切りネットを使っていたので、この分の手間も省けています。
ホースの長さ
付属のホースがギリギリ使えなくはない長さなので、段差がある場所から垂らして濾過となると厳しそうです。
その場合は市販の内径6mm程度のシリコーンチューブを別途購入すれば延長することも可能です。
ちなみに付属ホースの長さは42cm程度。
浄水器の掃除
掃除はパーツが多いのでそれらを分解してすすぐのは、ソーヤーの逆噴射と比べるとけっこう面倒に感じます。
また8L濾過するたびに行う「フィルターのクリーニング (バックフラッシュ) 」や濾過性能の「安全チェック」などが説明書に明記されていますが、これもいちいち覚えてられないような工程となっています…
濾過性能が落ちた場合でも交換用カートリッジの販売もされているので安心ではありますが、値段が7,150円と本体と対して変わらない価格…