もやい結び

ロープの端に輪を作る結び方。強い荷重が掛かっても解けないので、使い勝手がよくKing of knots(結び目の王)とも呼ばれる。
日本名
- もやい結び
英 名
- Bowline knot / ボウラインノット / ボーリンノット / ブーリンノット
用途
荷重が掛かっても解けないので輪を使用する用途全般的に使用される。
ペグやポールに引っ掛ける用から、人を釣り上げることにも使用される。
先端(黄色のテープ部分)を長く取り、輪の部分に結ぶことでより強固にすることが可能。
結び方動画
結び方
名称説明
結び方の説明で使用している便宜上の呼び方の説明です。
- 先端
- ロープを操る側(黄テープ側)
- 末端
- 上記の反対側(結び目の逆側)
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ロープの途中に輪を作る。
交差部分は先端側が上に来るようにしましょう。 -
先端を折り返し1で作成した輪に通す。
輪の下から上に来るように通すようにしましょう。 -
先端を末端側のロープの下をくぐらせます。
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末端側の上に折り返して、1で作成した輪をくぐらせます。
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先端と末端側をそれぞれ引っ張って締めたら完成です。
コツ・ポイント
立木やテントなどのホールにくぐらせる時は工程2の折り返し時(上部の輪の部分)に通すようにしましょう。
動画の後半でも紹介しているので参考にしてみてください。
負荷が掛かっても解けないとして有名ですが、結び目を曲げたり負荷を与えると簡単に解けてしまうので注意しましょう。
下記動画のように結び目を支点に、輪の方から引っ張られるとすぐに解けます。
キャンプシーンでは再現性が低く解けることはまず無いと思いますが、クライミングで命綱として使用するのは不適切とされています。