生木で焚き火をする方法

はしりゅう
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生木の説明や水分量の多い木でも上手に着火する方法を解説。

生木とは

生木とはキャンプやブッシュクラフトでは販売されている薪ではなく拾った木のことを指すことが多い。
広義では拾った・切ったばかりの乾燥させてない木、根を張って生きている木のことを言う。

通常薪として販売されている木は1~2年乾燥させた物が使われていて、木の水分量が燃やすのに適した状態にされているが、生木は水分量が多く着火しにくく火も消えやすい上に煙や煤も多い。
生木を燃やしているとシュワシュワ言うのは木の中に含まれている水分が沸騰してるから。

生木は水分が多いので市販の薪に慣れてると着火剤を使ってもなかなか着火できない人もいるくらい火付が悪いんです。
ちなみに生えてる状態で含水率150~80%、市販の薪で含水率20%くらい。この含水率は木によって違い、針葉樹の方が多く含まれている。

焚き火の準備

生木に火を付ける時に重要なのが、焚き付けや火口を大量に用意すること。
イメージとしては3~4種類の焚き付けで火を育ててから1番太い薪を入れる感じ。
燃やしていく工程としてこのくらい用意してもOK。

  • 1. 火口(麻縄など)
  • 2. 針葉樹の枯れた葉など
  • 3. フェザースティック数本や小枝や樹皮など
  • 4. 親指くらいの枝や松ぼっくりなど
  • 5. 太い薪

詳しくは木の種類については木・薪のページも参照してください。

着火に失敗する人は焚き付けに火が移る前に失火しちゃう人が多いイメージなので、慣れるまでは火口も多めに用意して焚き付けも枯れた葉っぱなどの着火性の高いものを大量に用意しておく。
火が付いてからの数十秒が1番難しくて、1分も火を保てたら太い薪に火を付けるのはもう余裕。
最初の内は4~5分燃やし続けられるくらい焚き付けを用意しても大丈夫なくらい。

フェザースティックを使用する場合は、フェザーの細かさや多さにもよるけど3~4本あると楽。
それじゃあ意味ないよってフェザーもたまに見かけるので下手な人は注意。
またフェザーの部分の枝の太さなども重要だけど、それは火力や木の種類にもよるので経験で身に着けよう。

枝を拾う時に注意するのは、グニャッっと曲がる枝は水分量が多いのでポキッと乾いた音がする枝を選ぶようにすること。
また葉っぱも緑色の葉は水分があるので茶色くなってる物を拾うようにする。

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最初の内は着火剤を小さく千切ったもので練習すると挫折しにくいのでおすすめ。そのくらい最初の火が肝心で挫折ポイントなんです。

余談としては焚火台の場合は影響は少ないけど直火の場合は焚き火をする場所も多少関係してきて、地面が冷たいとそれだけ熱量を地面に盗まれてしまうので少し鎮火しやすくなります。
下でも出てくるけど対策としては薪を地面に並べてその上で火を起こせば熱量を奪われなくて済みます。
炭の格言にある「夏下冬上」ってやつですね。

生木で焚き火

生木で焚き火をする時は以下の3点に気をつけてみてください。

  • 生木を下にして上に種火を作る
  • 細い枝は密着させる
  • 斧やナイフでささくれを作る

生木を下にして上に種火を作る

生木を下にして上から火をつければ生木から出る煙に含まれてるガスを種火が燃焼に使ってくれて、煙も少なく二次燃焼のような構造で効率よく燃やすことが出来ます。
また上でも出てきた「地面に熱量を奪われる」の対策にもなる。
太い物からだんだん細くなるように配置してあげましょう。
ただししっかりと炎が出せるような火力じゃないと煙くてたまらないので注意。

細い枝は密着させる

生木は水分の蒸発に熱量を使用してしまい鎮火しやすいので、細い枝などは火と火が密着するように隙間なく配置してお互いの熱で熱量を上げてあげる必要があります。
火力5 × 20 = 100 みたいな。

細い枝はチマチマ焚べていくんじゃなくて、一気に手に持って火口の火で着火させてから酸欠なんて気にせずそのまま火の上に乗せちゃいましょう。
焚き付けのような着火性の高いが火力が弱いものは酸欠よりも熱量の増加の方が勝てるけど、火が着いていない状態だと置いた場所の火が消えてしまうので必ず少し火を着けてから乗せること。
この大量に投入する方法は「どうにもこうにも煙くてたまらんっ!」て時にも有効。ただ火力も上がるから注意ね。

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量は少ないけどイメージはこんな感じ量は少ないけどイメージはこんな感じ
量は少ないけどイメージはこんな感じ

斧やナイフでささくれを作る

あとは斧やナイフでささくれを作って火が着きやすい部分を人為的に作る方法。フェザースティックでもいいし、ただのささくれでもOK。
ラーパナンヴァルケアというフィンランド式のウッドストーブの要領かな。

7:28~の映像で手に持ってる方の丸太に切れ込みが入ってるのがわかると思います。
こんな感じにささくれとささくれをコンニチワさせて火を付けると、火と火が密着しつつ酸素もいい感じに摂取できて燃やしやすくなります。

生木は酸素をけっこう必要とするから火吹き棒でフーフーするのもいいけど、そこで上がった火をちゃんと次の燃焼に使えるように上記のことを試してみてね。
1番大切なのは着火してから1分間火を保てるような焚き付けを揃えられるか。
あと火が落ち着くまでは触らないこと。ついついイジりたくなっちゃうけど小さな火がバラけて熱量も火力も分散してしますので我慢あるのみ。

慣れちゃえば何で火が付けられなかったんだろうって思うくらい簡単にできるよ。

ちなみに火が消えやすいのは水分量が多いだけではなく水分を蒸発させるのに熱量を使っちゃうから。それで煙が多いし不完全燃焼が起きて煤が多くなるってわけ。
焚き火の基礎知識のページも是非見てみてちょ!

薪は三度人を暖める

古いことわざで「薪は三度人を暖める」ってのがあります。

  • 1度目:薪拾い・薪割りで暖める
  • 2度目:薪を燃やして暖める
  • 3度目:その火で作った料理で暖める

イイハナシダナー。

関連ページ

キャンプに役立つスキルを細かいジャンルで分けて記事を書いているので、下記の関連ページも是非見てみてください。
このページを読んだ方なら気に入って頂けると思います。

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筆者 : はしりゅう

このサイトの運営者。キャンプ道具は軍物やシンプルな物を好んで使用中。ブッシュクラフトをもっぱら勉強中。

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