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防虫効果もあるコーヒー粉の着火剤の作り方

  • 作成日
  • 編集日2024-07-01

使用済みのコーヒーかすで作れる、蚊やアリへの防虫効果もあり臭いもなく火力も強い着火剤の作り方

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材料

使用済みのコーヒー粉 適量
パラフィン 適量

ツール

火にかけれる入れ物
成形用の入れ物
粉ふるい
クッキングシート

燃焼時間

ページ下部に破片で試した着火性と燃焼時間のサンプル動画があります。
動画では1gで約3分20秒ほどですが、形・厚み・面積・風・設置場所などにより左右されます。

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工程11の写真の物をそのまま燃やした時は16分間炎を上げていました。
その後も火種が残っていましたが煙がすごかったので消火しましたが、体感30分以上は火種として持ってくれそうでした。
大きめに作れば炭への着火にも使えそうです。

効果

コーヒー粉には蚊やアリへの防虫効果もあるので、着火剤ではなく蚊取り線香としての使用もできます。
※防虫効果は専用設計ではないのでおまけ程度と思ってください。

また揮発性の燃料を使用していないので長期保管での乾燥も問題ありません。

添加物

パラフィンの代わりに蜜蝋やロウソクでも代用可能です。
コーヒーの添加物の有無にもよりますが、蜜蝋で作れば100%オーガニックな着火剤になります。

また安いパラフィンには微量の有機化合物が含まれています。
健康被害的にはタバコや排気ガス以下と言われていますが、心配な方は蜜蝋で作るようにしましょう。
※ランタンで使用するパラフィンオイルなどにも含まれています。

成形

成形用の入れ物としてクッキー型などを使えば可愛い形にも作れます。
未だに綺麗に作るために色々な方法を試しながら研究中です。
新しい方法が見つかり次第更新していきます。

準備

nophoto

コーヒー粉を乾燥させます。
塊のまま放置しているとカビが生えるので軽く崩して天日干しにしましょう。
早く済ませたい場合は電子レンジやフライパンで焼く方法もあります。

作り方

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コーヒー粉が塊になっている場合は粉ふるい等で細かくします。
玉になっているのを避けたいので穴の大きさは何でも大丈夫です。

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作りたい分のコーヒー粉の分量を計って取り分けます。

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コーヒー粉と同じ分量のパラフィンを計って取り分けます。
コーヒー粉を固化させるためのパラフィンなのでキッチリ計算でなくても問題ありません。
ですが1対1でギリギリの割合なので、パラフィンの量を少なくすると固めきれないので注意しましょう。
また少し多めでは大丈夫ですが、パラフィンを2倍の量で作った物は着火性が悪くなり使いづらかったです。

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成形用の入れ物にクッキングシートを敷きます。
入れ物は箱ではなくバットなど好みの形の物で大丈夫です。
写真のような入れ物よりも薄く広い方が満遍なくパラフィンが行き渡るのでオススメです。
シリコン型を使う場合はクッキングシートは必要ありません。

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火にかけれる入れ物にパラフィンを入れたら、火にかけてパラフィンを溶かします。
量にもよりますが電子レンジ500Wで20秒前後温めても溶かせます。

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成形用の入れ物にパラフィンを入れます。
※写真では使い回しの道具を使っているので黒く写ってますが、まだコーヒー粉は入れていません。

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パラフィンが固まらない内にコーヒー粉をゆっくり投入します。
入れた時に沸騰したようにブクブクすることがあるので気をつけましょう。

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割り箸などで満遍なくかき混ぜます。
塊というよりも泥っぽくなりますがパラフィンが固まる際に固形になります。
※写真は別途作成した際のものです

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クッキングシートなどでカバーをしながら上から押さえつけます。
パラフィンが漏れないように具合を見ながら押さえましょう。

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パラフィンが固まるまで10分前後冷まします。
※写真は別途作成した際のものです

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固まったのを確認して取り出します。
上面や角はパラフィンが少なくパラパラと崩れるので、カスが出にくいように崩してしまいましょう。

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好きな大きさにカットして完成です。
パラフィンでの成形を弱めにしているので、衝撃で割れたり切り口からカスが出るのでアルミ缶等での保管がオススメです。

コツ・ポイント

成形用の入れ物はコーヒー粉とパラフィンの量に合ったものを使いましょう。
容器が大きい場合は淵の部分が綺麗に整形できずに崩れやすくなります。

アレンジ

炎を吹き消しても火種がジワジワと燃えるので細長く作れば着火剤ではなく蚊取り線香として使う事もできます。
1対1の割合だと泥状になるので、1~3分ほど冷ましてから手で成形すれば細長くできます。またアルミホイルで型を作る方法もあります。

注意点

パラパラと崩れたカスも発火性が高いので注意しましょう。参考動画

参考動画