ブッシュクラフト向きの道具選び
- 作成日
- 編集日2024-07-08
ブッシュクラフトに向いている道具の選び方を、注意点などを踏まえて紹介しています。
概要
この記事は自身の経験や周りで聞く話などから、ブッシュクラフト向きの道具の選び方を紹介しています。
キャンプの中に取り入れる「ブッシュクラフト風」からブッシュクラフト上級者向きの道具まで幅広く紹介いたします。
そもそもブッシュクラフトに詳しくない、という方はブッシュクラフトとはのページも見てみましょう。
"ブッシュクラフト=クラフト" という認識でクラフト道具を集めがちですが、最初の頃は意外と場所選びや薪拾いなどやることが多くてクラフトまで手が回らない人も多いので、最初は持っているキャンプ道具を活用しながら自然と調和したキャンプをしに行くという認識で選んでみましょう。
引用元:ブッシュクラフトとは
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ブッシュクラフトギアの選び方
伝統を知る
北欧の伝統に習った風習や道具が多い
ブッシュクラフトは元々スウェーデン、デンマーク、フィンランドなど北欧に伝わる文化です。
なので北欧伝統の道具がベースになっていますが、日本とは日照時間・湿度・気温・生態系などの環境がそもそも違うので鵜呑みにしすぎないようにしましょう。
色に気をつける
「自然と共に生きる」がモットー
ブッシュクラフトは自然との調和を重視しているのでカラフルな色ではなく、山に溶け込む配色、動物を驚かさない配色を使う傾向があります。
ですが「結果的にそうだった」みたいな部分もあるのでこだわり過ぎずないようにしましょう。
場所を知る
環境に合わせるのが第一歩
上記でも出た「自然と共に生きる」が大切なので、ブッシュクラフトをする場所に合わせるのも大事になってきます。
特定の虫が多い、倒木が少ない、太くて硬い木ばかりや他にも生態系や歩く距離なども違うので、まずは場所を知ることから始めましょう。
サイズ選びのコツ
身の丈にあったサイズ
ブッシュクラフトでは持ち運べる道具に限りがあるので、身の丈にあったサイズ(使う分の必要最低限)にすることが大切です。
「小さいかな」「余裕を持って」「大は小を兼ねる」などと思ったとしても、キャンプあるあるの1つである「食べきれない・使い切れない」と一緒で、物足りないサイズで結果丁度良かったというパターンが大半です。
ケトルなら飲む量の把握、調味料なら使う分を小分けに、ブランケットなら必要な大きさに切る、など。
軽くて小さいという機能で選ぶ「ミニマル化」ではなく、使いたい道具を使う頻度・用途に合わせる「ミニマル思考」で考えましょう。
チートアイテム
いざという時の安息アイテム
勝手にチートアイテムと呼んでいますが「もしもの時の楽する道具」もしくは「面倒な時に楽する道具」のことです。
例で言うと「焚き火を楽するシングルバーナーや着火剤」「腰痛のためのチェア」「暗闇対策に高光度のランタン」などなど。
通常使用しなくてもいいですがバックパックに忍ばせておくことで、いざという時の安息に繋がります。
言うなれば仕事や学業に対する休日と同じようなもので、テクニックを駆使するだけでなく楽するのも大事です。
またSNS等で見かけるブッシュクラフトは格好いい部分を切り抜いている「魅せるブッシュクラフト」なので、憧れすぎるのにも注意しましょう。
ブッシュクラフトはライフスタイルなので、変に "ブッシュクラフトの道具" や "北欧の伝統" という風にブッシュクラフトらしさに縛られなくても大丈夫です。
引用元:ブッシュクラフトとは
北欧には北欧の生活、そして日本では日本の生活をするのがブッシュクラフトと言えるでしょう。
道具別の選び方
カテゴリー選択
焚き火台
背の低いものを選ぼう
選び方
なるべく機能やお洒落を削ぎ落としたシンプルな物を選ぶことで「自然との共存」の感じが出てきます。
またブッシュクラフトではトライポッドやポットハンガーをクラフトすることが多いので、背が低いことで枝を選ばずに作ることが出来ます。
地面を掘って焚き火台を置くことで多少の直火感を出すことも出来ます。
火床が平らな焚き火台なら薪の組み方も自由なので、火を操るテクニックの向上にもなります。
注意点
ブッシュクラフトではウッドストーブがよく使われますが、メイン使用では勝手が悪いのでまずは焚き火台を用意しましょう。
ピックアップ
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筆者所持Wolf & Grizzly ファイヤーセーフ
持ち運びも楽で、限りなく直火に近く、壊れにくく、大きさも丁度いい、という自己評価では100点の焚き火台
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ウッドストーブ
自分のニーズを把握してから選んでみましょう
選び方
機能面や構造はどのウッドストーブも大差ないので、形や大きさで選びましょう。
特に大きさは使い方に影響が出るので、自分の使い方ににあったサイズを選びましょう。
ブッシュクラフトといえばのメーカーではSolo StoveかBushboxがあります。
注意点
必需品という物でもないので、最初に買うのではなく何度かブッシュクラフトをしてみて、自分のニーズを把握してから選んでみましょう。
ピックアップ
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オススメBushbox XL
大きさもちょうど良く、オプション品も多いので使い勝手は最強です。
なにより収納の場所を取らないのでバックパックに忍ばせておける強みはでかいです。
シングルバーナー
燃料系の道具は極力使わないほうがブッシュクラフトらしい
説明
ブッシュクラフトは火を操るテクニックが醍醐味と言ってもいいくらいなので、燃料系の道具は極力使わないほうがブッシュクラフトらしくなります。
サイズ感的に使いたいという方は上記のウッドストーブも検討しましょう。
選び方
オススメはコールマンのスポーツスターなどのミリタリー色が強いワンバーナーですが、いかんせんかさばるので使用頻度が低い人はチートアイテムとしてバックパックに忍ばせておける小さい物にしておきましょう。
注意点
燃料は重かったり場所を取るので、ランタンなど他の道具と併用できる物にしておきましょう。
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ウインドシールド・陣幕
防炎スプレーも買うようにしましょう。
説明
焚き火用の風よけアイテムです。
風向きが悪く煙が直撃するのを防いでくれたり、輻射熱で熱を反射させる効果があります。
ウインドシールドはクラフト初級編なのでブッシュクラフトでは自作することが多いですが、河川敷など場所によっては細い枝しかない場合もあるのでその時に使うようにしましょう。
選び方
物自体はどれも同じなので、色と大きさで選ぶようにしましょう。
焚き火台よりも少し大きいくらいがベストですが、大きい陣幕が多いので根気よく探しましょう。
注意点
陣幕は基本的には薄いコットンなので焚き火から近すぎると燃えてしまいます。
念の為に防炎スプレーも買っておくようにしましょう。
ピックアップ
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筆者所持North Eagle 焚火の壁
私が探していたタイミングで1番シンプルで小さいサイズの陣幕だったので購入しました。ブッシュクラフトと言うよりも普通のキャンプ場用でしたがコックピット感が出て「俺のサイトカッケー」が楽しめます。
斧・鉈
薪の太さや用途に合わせて複数所持もオススメ
説明
斧は包丁やナイフなどと一緒で用途別にいろいろな種類があるので、斧についてまとめたページやブッシュクラフトで使用する斧の記事も見てみましょう。
選び方
市販の薪レベルの枝に使うなら600g~800g前後の比較的軽めなハスクバーナのキャンプ用など。
市販の薪を数本合わせたような太い枝を相手にするなら900g~1000g前後のハルタホースのスカウトなどの大きく重い斧。
クラフトに使用するなら刃がついている斧、または上記の軽めの斧を研いで刃を付けた斧がオススメです。
ブッシュクラフトと言えばのメーカーではグレンスフォシュ・ブルークが人気です。
オススメはクラフトに向いてるカービングや、軽くて万能なミニハチェットですが、上記の通り使い方に合わせて選びましょう。
注意点
行く場所によって手に入る倒木は違うので、自分が頻繁に行く場所の倒木に合わせるのも大切です。
ピックアップ
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筆者所持ハルタホース スカウト
細い枝はバトニングで対処して、太めの枝用に使用しています。
片手斧の中では高威力なので楽に割ることが出来ますが、軽量化のために装備から外して細い枝のみでブッシュクラフトをする時も多いです。 -
オススメグレンスフォシュブルークス ミニハチェット
ブッシュクラフトに向いているの斧で日本で手に入るものはこれ一択と言っても過言ではないかも。と思ってます。
聞いた話ばかりで使ったこと無いですが…
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ノコギリ
最終目標はバックソー
選び方
ノコギリの選び方についてはノコギリの種類ページで細かく解説しています。
キャンプとは違い使用頻度が高く太い枝を相手にすることが多いので、300mm以上の大きさの斧がオススメです。
ブッシュクラフター御用達のノコギリはSilkyのビッグボーイです。
種類で言うと荒目がオススメですが「色が…」という方は、万能目でも問題ありません。
また輸入状況次第で在庫切れだったりしますがOutback Editionもかっこよくてオススメです。
しかしブッシュクラフトと言えば、自分でクラスとするバックソーが1番のオススメです。
バックソーについてはブッシュクラフトで使用する刃物ページで解説しています。
注意点
Silky以外のノコギリでも問題ありませんが、ノコギリはブッシュクラフトの中でも上位に入る疲労の元なので、せっかく買うのであればアサリ付きのノコギリにしましょう。
アサリについては下記ノコギリの種類のページで解説しています。
ピックアップ
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筆者所持カタナボーイ500
ブレードの長さが脅威の50cmという凶器です。大きい倒木に対しては唯一無二の切断力で昇天するほどの切れ味ですが、デカすぎて邪魔の一言につきます。
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ティンダーポーチ
ティンダーポーチはマストバイ
説明
ブッシュクラフトをするなら是非持って欲しいアイテムの1つがティンダーポーチになります。これ1つでブッシュクラフト感がグンッと上がり、焚き火の楽しさも上がります。
選び方
革の厚さなどもたいして変わりないので、見た目や色で選んで大丈夫です。
注意点
ティンダーポーチは意外と床面が小さい物もあるので、自分の道具の大きさを図って選ぶようにしましょう。
ファイヤースターターが斜めになり不格好になってしまいます。
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火起こし道具
ファイヤースターターはフェロセリウム製
説明
ブッシュクラフトでは火起こしも醍醐味のひとつなので、ファイヤースターター・火打ち石・マッチなど色々な道具を試してみましょう。
ブッシュクラフトの火起こし記事も参考にしてみてください。
選び方
ファイヤースターターと呼ばれる棒状の着火具は色々な種類がありますが、主にマグネシウム製とフェロセリウム製があります。
マグネシウム製の物は安価で火力が強いですが、発火点が高いので火花が飛びにくいです。
引用元:/skill/bonfire/basic_skill#article5
鉄とセリウムの合金であるフェロセリウム製は火花が飛びやすいですが、マグネシウムよりも火力は弱めです。
こう見ると火力のあるマグネシウムが優位に感じますが、"余分な火力のために発火しにくい"という感じなのと、フェロセリウム製の火力で十分着火可能なのでフェロセリウム製にしておきましょう。
火打石は火打金自体の性能はどれも変わりないと言ってもいいので、自分が持ちやすそうだと感じる物を選びましょう。
注意点
雨や湿気の対策や面倒な時のチートアイテムとして、マッチや着火剤など簡単に火を起こせる物を忍ばせておくのもオススメです。
ピックアップ
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筆者所持Hultafors ファイアスチール
性能はごくごく普通のフェロセリウム製の物。多少持ちにくいですますが、余計なものを省いたシンプルイズベストな見た目が気に入っています。
火口
チートアイテムの着火剤は必須級
説明
いわゆる麻縄やチャークロス、着火剤というやつです。
選び方
火遊びを楽しむのならファットウッドがオススメです。
最初は量がわからずに着火に失敗したりしますが、誰もが通る道なのでチャレンジしてみましょう。
着火剤は私も最初の火起こしには使いませんが、寝起きや雨の時用のチートアイテムとして必ず持ってます。
また夜中に目覚めても極寒の中で火起こしをせずに済みます。
オススメは小分けできて臭いがきつくない物。
安物
麻縄も着火剤も100均のもので十分機能します。ですが麻縄を解くのが面倒な方は解かれているものを購入しましょう。火吹き棒
山の倒木は水分が多い
説明
山の倒木は市販の薪と違い乾燥されてない上に、地面に触れて水分を吸ってる物も多いので、バックパックに忍ばせておくと便利です。
選び方
大きいものはカッコいいですが、かさばるので伸縮性の小さいものでも十分です。
注意点
大きいものを選ぶ場合は他の道具の大きさやバックパックの長さも考慮しましょう。
薪バサミ
ヒルを掴んでポイできる
説明
ブッシュクラフトなら枝で十分!と言いたいところですが、お椀型の焚き火台などは薪バサミを使ったほうが楽に動かすことが出来ます。
またヒルや虫の乱入や不法投棄のゴミなど触りたくないものの駆除にも使えます。
選び方
焚き火台の形もそうですが、火床と着座位置の関係もあるので、離れて焚き火をする場合は長めの物があると腰の負担も軽減されます。
注意点
ひとまずブッシュクラフトを初めてから自分に必要かどうか判断でもいいでしょう。
ピックアップ
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筆者所持火吹き棒一体型
よく行く山が落ち葉が踊るほどヒルが多いのでよくヒルを掴んでポイしてます。
耐熱グローブ
柔らかめのグローブがオススメ
選び方
ブッシュクラフトでは手作業が多いので、その時にも使えるように耐熱グローブと言うよりも革手袋と言った柔らかめのグローブがオススメです。
どれを買っていいかわからない人は、まず買って失敗しないグリップスワニーにしておきましょう。
注意点
メーカーやサイズによって付け心地が全然違うので、1度は実物を試着するのをオススメします。
ピックアップ
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筆者所持Helikon-Tex ウッドクラフトグローブ
料理していたクッカーを持つ程度であれば問題なく使えます。(公式のプロモーションでもそういった使い方してます)ウッドグローブなので柔らかめで指の動作も快適に行えてオススメです。作りはTHEアメリカといった感じで、粗悪と言うよりも大雑把な作りので「1mmの誤差も許さない!」という方には向きません。
火消し壺
火消し袋がオススメ
クッカー
全てのクッカーに蓋を求めよう
選び方
収納物に制限のあるブッシュクラフトでは、お皿を持たずにクッカーのまま食べたり蓋に取り分けることも多いので、蓋を皿やフライパンとして活用できる物を選びましょう。
中には小さいクッカーには蓋がつかない物もあるので注意です。
数としては大食感でもない限り2個で十分です。
小クッカー・中クッカー・蓋2つ、の4つあれば炊飯・鍋・フライパン・皿として十分にやりくりできます。
注意点
大きいクッカーは収納でかさばる、五徳に置けない・不安定になる、といったデメリットも多いので使い切れる人でない限りは小中で十分です。
またスタッキングや中に収納できると言っても、取り出しが面倒だったりクッカー使用時の置き場所が必要だったりと「スタッキング=便利」とは限りません。
パンハンドラー
クッカー料理の必需品と言えるくらい使い倒しています
説明
クッカーハンドル、クッカークリップ、ポットグリッパーなどとも呼ばれる、クッカーを掴むためのハンドルです。
これがあるだけで蓋をフライパンとして使いやすく、鍋を掴む時もいちいちグローブを付けることなく動かせます。
選び方
基本的にはどれも同じなので見た目や収納面で選んで問題ありません。
大きいクッカーの場合は2つあると使いやすいです。
ピックアップ
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筆者所持中華製
数百円の安いものですがしこたま使い倒しています。
食器類
貰い飯用に1つあると便利
説明
ちょっとしたバットとしても活躍してくれます。
選び方
ソロではなくてもいいですが、ソログループの時は貰い飯用に1つあると便利です。
シェラカップは貰い飯によく使われますが、オススメなのはプレート皿です。
汁物には向きませんが、クッカーに重ねる様に収納できて場所を取らないのでブッシュクラフトには持って来いです。
注意点
サイズや枚数は多くても小2枚や中1枚程度で十分です。
ケトル
1日の使用量ではなく1回の使用量で選びましょう。
説明
川の水を浄水する人は、浄水器によっては浄水後の入れ物としても使うこともできます。
浄水器の種類については携帯浄水器の選び方で解説しています。
選び方
選びかたのコツとしては、1日の使用量ではなく1回の使用量で選んでみましょう。
平均値ではカップ一杯200ml、カップ麺で300~400mlと言われています。
またコーヒー粉(*1)をケトルに直接入れる"ブッシュコーヒー"がしたい人は、注ぎ口が上部に付いているケトルにしましょう。
注ぎ口が側面にあると粉も一緒に注がれる確率が高くなります。
ブッシュクラフトと言えばのケトルはトランギアの0.6Lかイーグルプロダクツになります。
これらも注ぎ口が付部に着いています。
*1 インスタントではないドリップする粉
山を歩く人はキャンティーンボトルがあると水分補給にも使えて一石二鳥に出来ます。
注意点
1L以上あるケトルも多いですが、ほとんどの人にはオーバーサイズになるはずです。
ピックアップ
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筆者所持GSI Halulite Ketalist
ケトルの中にお椀を2ツスタッキング出来て、お椀には耐熱のカバーが付いてるのでアツアツのお鍋を入れても食べやすいです。しかしやはり大きいので買い替えたい気分になっています。
五徳
真空の五徳は熱で歪みやすいので注意
選び方
焚き火のやり方によって変わってくるので、焚き火台を使う場合は焚き火台に合った物を選ぶようにしましょう。
直火で使う場合は極力長いものを買っておくことで、火床作成の自由度が増します。
長かったとしても幅が薄いので、極端に小さいバックパックでもない限り収納の不便さはあまり感じません。
長い五徳でオススメはDODの秘密のグリルさん。
注意点
中には真空で軽い五徳もありますが、熱で歪みやすいので注意しましょう。
ピックアップ
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筆者所持DOD 秘密のグリルさん
網目に装飾を施していないシンプルなデザインかつ、長さもあるので使いやすいです。「これでいいんだよ。これで。」というやつ。
網・鉄板
鉄フライパンもオススメ
選び方
網や鉄板を使用する場合は五徳の大きさも考慮してサイズを選ぶようにしましょう。
直火や直火風の時は五徳が不安定なこともあり、貧弱な五徳に大きい鉄板などを置くと倒れる危険もあります。
注意点
倒木で焚き火した煙には木の水分が多く含まれています。
熾火にすれば問題ありませんが、気になる方は煙が直接食材に触れる網などの使用は控えましょう。
クッカーの黒いアレが食材に付く感じです。
ピックアップ
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筆者所持Turk 16cm
鉄フライパンで昔ながらの名門と言ったらなメーカー。
16cmは小さく感じますが、小さいです。ですがそれでいいんです。
20cmの使いやすさと16cmの手軽さでは、手軽さが勝ちます。
カッティングボード(まな板)
既製品のカスタムもオススメです
選び方
キャンプ用のまな板は機能性に優れすぎている物が多いので、カッティングボードで探すとブッシュクラフトに合ったものが見つかると思います。
またホームセンターで数百円で売られている木材の端材も厚みが薄いので軽くすることが出来ます。
既製品のカッティングボードを薄く研いだり切ってサイズを合わせたりカスタムするのもオススメです。
サイズは料理にもよりますが、幅150mm x 長さ250mmで十分使いやすいです。
注意点
木材を使う時は硬い木は包丁の刃を痛めたやすく、水に弱い木は腐食やカビが生えやすいので、檜(ひのき)や檜葉(ひば)などを選ぶようにしましょう。
クーラーボックス
食材もブッシュクラフトらしくシンプル・イズ・ベストにしてみる勇気
選び方
ブッシュクラフトでは「キャンプと同じくクーラーボックスを持っていく」パターンと「食材や飲み物もバックパックに詰める」の2パターンがあります。
クーラーボックスを使う場合は移動距離を考慮した大きさのものを選びましょう。
車からすぐなら大きい物でもいいですが、山道を歩く場合は片手でも持てるくらいの大きさにしておきましょう。
注意点
大きさや保冷力は料理や飲物の量に左右されますが、それらもブッシュクラフトらしくシンプル・イズ・ベストにしてみる勇気を持ちましょう。
ピックアップ
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筆者所持Dulton ランチバッグ
ただの保冷バックですが紙袋風の身なりに惹かれて使っています。元々ビールのおまけを使ってた身からすると必要十分以上の性能です。
テーブル
熱いものを置ける金属製のテーブルにしよう
選び方
キャンプの「収納場所としても使える」という使い方とは違い、ブッシュクラフトの使い方は「地面に置くと不安定だったり砂や虫が入るから」という面が強いので、なるべく背が低くコンパクトに収納できるものにしましょう。
また熱いクッカーを置くことも多いので金属製の物がオススメです。
中でもオススメなのはSOTOのポップアップソロテーブルです。
開くだけで使えるので、組み立てが必要な類似品と違い使い勝手が格段に良いです。
薪をテーブル代わりにするから持ち歩かないという事も多いですが、場所によっては枝が細い、腐敗してる、大木しかなく薪の切り出しが大変、なんてこともあるので1つ持っていると便利です。
注意点
テーブルはかさばる物も多いので、収納面で選んでもいいかもしれません。
また腰を労ってチェアを使用する場合は高さを揃えるようにしましょう。
チェア
ロータイプよりさらに低いグランドチェアがオススメ
説明
「俺は地べたスタイルだ!」と言う人も実際ブッシュクラフトを何度も何度もしていると腰がエゲツナイことになってくるので注意が必要です。
特にバイクや乗り心地の悪いカスタムカーの人は嫁を怒らせるより怖いことになります。
選び方
ロータイプよりもさらに低く地べたスタイルに限りなく近いグランドチェアと呼ばれるチェアがオススメです。
私もMOON LENCE、DOD スゴイッス 、Helinox タクティカルインクラインチェアと使ってきましたが、MOON LENCEは耐久度が低く、DODはかさばりますが、Helinoxは全ての面に関して飛び抜けてます。
あぐらもかける、座り心地も良い、収納もコンパクト、と他のチェアとの差額以上の価値があります。
注意点
ブッシュクラフトは火元の近くで過ごすので、火の粉で穴が空いても気にしない精神も持ち合わせましょう。
毛皮
寒冷地育ちのトナカイの毛は抜群
説明
クッションやマットとして使える毛皮の敷物です。
選び方
雰囲気を出すだけならムートンなどのフェイクファーでもいいですが、寒冷地育ちのトナカイの毛皮は毛の内部が真空になっており密度も濃いので、下手なマットより防寒機能が優れているのでオススメです。
注意点
革部分が地面の水分と直に触れ合うのでリアルファーはお手入れが必要なので、面倒だと思う方は止めておきましょう。
また革は重いのでカウラグ(牛)やベアーラグなどの大きな物は止めておきましょう
ピックアップ
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筆者所持トナカイの毛皮 大120cm~129cm
機能もいいですが雰囲気がいいので絶対に手放せないお気に入りの品です。
ランタン
ヘッドライトの使い勝手が良すぎて
選び方
ランタンの種類ページでランタンの解説もしています。
ブッシュクラフトではコックピットスタイルが多いので、キャンプより光源が小さくてもなんだかんだやりくりできるので、ハイスペックは必要ありません。
ハリケーンランタンやガソリンランタンなど雰囲気のあるランタンもいいですが、燃料が荷物になるのでオススメはヘッドライトになります。
料理するにも物を探すにもトイレに行くにも、いちいち持ったり動かしたりせずにすむ快感は一度ハマると離れられません。
吊るしたりバンドで固定すれば簡易照明としても活躍してくれます。
ハリケーンランタンは雰囲気重視であれば小さめの商品、光源重視であれば中~大サイズを選びましょう。
ヘッドライト以外のLEDランタンの場合は暖色が使える物にしましょう。
白い光は傍から見るとリビング感が強いので「自然との調和」から離れてしまいます。
注意点
ヘッドライトの時は帽子があると髪に引っかかったりしないので安心です。
LEDで暖色を選ぶ場合はなるべく高い商品にしておきましょう。
詳しくはキャンプ道具の選び方のランタンの項目を参照してください。
また、まだキャンプ道具から抜け出せずに荷物が多い場合は、光源がないと不便なので明るめのランタンを用意しておきましょう。
ピックアップ
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筆者所持BlackDiamond リモジ
雨などでテント内に引きこもる時ように使っています。暖色にもできますが特別使いやすいということもなく、可もなく不可もなく普通のLEDランタンです。
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タープ
なぜかDDタープは溶けた話を聞かない。
選び方
やはりタープはDDタープ一択と言ってもいいほどDDタープが優れています。
ハトメの数も多く色々な張り方が出来るうえに、ナイロン製なのに火の粉で溶けた話を聞かない不思議なタープ(単に気にしない人が多いだけかも)。
サイズは、ソロでピッタリなら3x3、余裕が欲しい人は3.5x3.5、どんな張り方でも余裕を持たせたいなら4x4。
注意点
ブッシュクラフトは火元の近くで過ごすので、ポリコットンの生地でないと火の粉の影響をモロに受けます。が、ポリコットンはかさばるので通常のポリエステル生地を使う人が多いです。
なので火の粉で穴が空いても気にしない精神も持ち合わせましょう。
また日本の山は虫だらけなので、タープ泊の場合はハンモックかテントのインナーだけでも用意しておきましょう。
テント
タープ泊もいいけど虫対策にテントも必要
説明
テントは荷物の中でも1番と言ってもいいほどかさばるのでタープ泊をする人も多いですが、虫対策としてテントもあると便利です。
選び方
ブッシュクラフトでよく使われるテントとしては快適性を捨てて携行性を良くした軍幕が多いです。
本物の軍放出はオススメですが、日本では軍物を真似た幕が多く、こちらは携行性よりも「快適でかっこいい」重視のテントなので注意しましょう。
サイズは1人用のテントが利便性が高いですが、雨の時の収納場所としては心もとないので荷物の数とも相談しましょう。
素材としては火元が近いので火の粉に強いコットンかポリコットン製を選ぶようにしましょう。
ポリエステル製を使いたい場合は火元と離すだけでなく、風向きを考慮したりウィンドシールドや陣幕の使用も考えましょう。
注意点
軍放出が選ばれる理由に「コットン製だから火の粉に強い」という部分もあります。なので軍物風のテントは素材にも注意しましょう。
ピックアップ
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筆者所持ポーランド軍 ポンチョテント
使い勝手はまさにブッシュクラフト向きの一品。でも重いしかさばるので登山向きのテントに浮気しそう。
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グランドシート
ベッドルームの仕様に左右されるので全体で考えましょう
選び方
エアーマットを使う場合は石などの突起から保護するために硬めのマットが1つあるといいでしょう。
オススメはそもそもクローズドタイプのマットを選ぶことですが、私はドイツ軍の折りたたみ式を使用しています。
地面に引くマットとしても使っていますが、軍でも使われていたバックパックのフレーム・背中の保護としての使い方や、折りたたんだ状態で座椅子としても使用しています。
バックパックを背負ったまま長時間歩く場合はフレームや背中の保護としての機能はとても有能です。
他にも通常のビニールシートタイプのものは雨から荷物を守るためにも必要なので、通常は使用しなくてもバックパックに忍ばせておきましょう。
やはりオススメはODグリーンシート
注意点
マットの種類はもちろん、ハンモックなのかタープ泊なのか、インナーつきのテントなのか、とベッドルームの仕様にも左右されるので全体構造で考えましょう。
ピックアップ
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筆者所持ドイツ軍 グランドシート
大きさが1人分サイズの長方形(2.25M x 1M)で、自分と荷物を乗せてピッタリサイズなので使いやすいです。
色や耐久度もバッチグーです。
ハンモック
蚊帳付きでコンパクトに持ち運べてオススメ
選び方
蚊帳付きでコンパクトに持ち運べるので、バックパックで歩く方にはオススメの一品です。
オプション品が多く使い勝手がいいDDハンモックは海外のブッシュクラフターからも人気です。
注意点
冬は防寒装備があるのでコンパクトとは行きませんので注意しましょう。
また場所によっては、丁度いい場所に丁度いい木がないこともあるので始めて行く場所はテントがオススメです。
マット
火の粉にも石にも強いクローズドタイプがオススメ
選び方
マットにはエアー・インフレーター・クローズドと3種類ありますが、オススメは火の粉でも石の突起でも穴が空かないクローズドタイプになります。
ですが収納面での欠点があるので、エアー・インフレータータイプを選ぶ場合はブランケットなどでくるんで火の粉対策をするようにしましょう。
私も2万円のエアーマットを初下しで穴開けたことあります。
またブッシュクラフトではタープ泊や密閉性の薄いテントなど、外気温に晒される状況が多いのでなるべくR値が高いものにしておきましょう。
注意点
火の粉は予想以上に飛ぶので、離れてるから大丈夫と過信しないようにしましょう。
火の粉の大きさや風の具合で変わりますが、火の粉の飛ぶ距離は50m~200mもあるそうです。
引用元:/skill/bonfire/basic_skill#article2
記録に残るようなレアケースでは強風時に2kmも飛んだそうです。
ピックアップ
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筆者所持NEMO テンサー インシュレーテッド
快適性もあり、地熱対策も抜群で、膨らませるのも楽で、収納時もコンパクトと最高のマットです。
ですが登山用品なので色が黄色だったりエアーなのでブランケットがかさばったり悩ましい部分も多いです。
シュラフ
暖房だと思って選びましょう
選び方
ブッシュクラフトではタープ泊や密閉性の薄いテントなど外気温に晒される状況が多いので、なるべく寒冷地でも使える適応温度のシュラフにしておきましょう。
暖房だと思って選ぶくらいでちょうどいいと思います。
また雨に濡れることも考慮して防水の物を選ぶようにしましょう。
年に1人くらいいるらしいですシュラフをプールにしちゃう人。
温度以外では、色にこだわるとブッシュクラフト感を出すことができます。
小さい道具であれば買い直しもできますが、高価なシュラフを色を理由に買い直しはなかなか手が出ないと思うので。
注意点
焚き火の匂いがガッツリつくので、苦手な方は洗えるシュラフを選ぶようにしましょう。
ピックアップ
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筆者所持Carinthia Defence 1
まさにブッシュクラフト向きと言った見た目もさることながら、mont-bellなどの高級シュラフに引けを取らない性能で、氷点下でも寒いと感じること無く過ごせます。また窮屈感もなく、中ですっぽり収まったままスマホで時間つぶしなんかも可能です。
関連記事
ナイフ
ブッシュクラフトで1番の相棒ギア
選び方
ブッシュクラフト界隈では基本どのナイフでも問題ないというスタンスですが、ブッシュクラフトと言えばのナイフは北欧伝統のプーッコというナイフ。
大きさが手頃で山菜採りやクラフトにバトニングと本当に万能に活躍してくれます。
日本でも有名なモーラナイフもプーッコの一種で海外で人気のナイフです。
推薦されているサイズは9cm程度の刃渡りのナイフです。
海外の関連書籍では手の平の横幅と同じくらいの刃渡りがおすすめされています。
引用元:/bushcraft/howto/blade#article2
字面だと分かりづらいですがだいたい9cm程度です。
また包丁を使わずにナイフでそのまま料理もするという方は、太いナイフは使いづらいので所謂アウトドアライフ的なゴツいナイフは避けましょう。
注意点
冒頭で「基本どのナイフでも問題ない」と言いましたが、大きいナイフは細かい作業がしにくい、切れ味が悪いとクラフト時に力を入れすぎて勢いよく手を切ってしまうこともあるので注意しましょう。
また折りたたみ式のフォールディングナイフはサブに持っておくのは良いですが、メイン使用では耐久性や安全性に欠けるので避けましょう。
関連記事
スプーンナイフ
右利き用、左利き用に注意
説明
フックナイフとも呼ばれるスプーンやボウルの内側を彫るのに使用するナイフ。
クラフトの幅が広がるので早めに揃えたい品です。
選び方
カーブの角度が複数種類ありますが、最初はカーブがキツイものを選んでおけば汎用的に使えます。
安物
クラフトは最初は高テンションで始めても徐々に疎遠になる人も多いので、初心者はカービングナイフ付きの安物でも良いかもしれません。
注意点
持ち運ぶ事も多いのでシース(カバー)付きのものにしましょう。
また右利き用、左利き用があるので間違えないように中止しましょう。
ピックアップ
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オススメモーラナイフ フックナイフ 162
値が張りますが一生物にもなり得る間違いない商品です。
ブッシュドリル
慣れてきたら買うようにしましょう
説明
クラフトの穴あけに使用するドリルです。
使用率はクラフト次第ですが、ブッシュドリルがないと作れない物もあるのでクラフトに慣れてきたら買っておきましょう。
選び方
ドリルの太さは20~25cmくらいの物がオススメ。
ですが山によっては細い枝ばかりの所もあるので行く場所の倒木に合わせるようにしましょう。
その場合はクラフトハンドルにすることで自由にドリルを入れ替えられます。
注意点
行く場所の倒木やクラフトの経験値にも左右されるので、最初に買うのではなく慣れてきてから買うようにしましょう。
シャベル
小さいシャベルで十分
説明
トイレの作成、火床の作成、雨天時の溝、設営時の慣らしなど、必需品に近いアイテムです。
選び方
大きな穴を掘ることは滅多にないので、小さいシャベルで十分やりくり可能です。
むしろ大きいものは邪魔に感じることの方が多いハズです。
注意点
多機能シャベルは「邪魔・面倒・使えない」と三重苦なので止めましょう。
ピックアップ
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筆者所持VARGO チタニウム ディグディグツール
細身なので使用時には心もとないシーンが多々ありますが、パッキング時にはこれにして良かったとニヤけるほど小さいです。
パラコード
ポリエチレンロープもオススメ
選び方
パラコードの選び方についてはパラコード解説ページで細かく解説しています。
パラコードの定番スペックは太さ3~4mmで7芯の物。
定番にこだわらなくでも大丈夫ですが、ハンモックを使用する場合は4mm以上の太さになると雨水が伝ってくるので注意しましょう。
またパラコード以外にも黒いポリエチレンロープなども山の景観を崩さないのでオススメです。
注意点
スペックは基本的にはどれでも問題ありませんが、柄や色がキャンプ的だとブッシュクラフト感が抜けてしまうので気をつけましょう。
ピックアップ
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筆者所持emma kites
パラコードよりも少し高価ですが、細く黒いので存在感がなくブッシュクラフトを心置きなく楽しめます。
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ファーストエイドキット
痛みや違和感を消してブッシュクラフトを楽しむ為のアイテム
説明
キャンプと違いナイフの使用率や怪我のリスクが高いので必ず持ち合わせておきましょう。
症状温和の為はもちろん、痛みや違和感をずっと感じているとキャンプが楽しめなくなるので、痛みや違和感を消してキャンプを楽しむ為のアイテムと思って揃えておきましょう。
引用元:/gear/knowledge/manual/first_aid
選び方
ファーストエイドキットの揃え方についてはファーストエイドキットの揃え方ページで細かく解説しています。
ナイフの扱いに慣れていない時は深いナイフ傷を作ることもあるので注意しましょう。
必須のファーストエイドは以下の7つです。
- 切り傷に絆創膏
- 火傷に軟膏
- 不衛生なので消毒液
- 深いナイフ傷にガーゼ
- 剥がれ防止にサージカルテープ
- 木くず抜きにピンセット
- 虫刺されにポイズンリムーバー
注意点
中身も大切ですが、メディカルポーチの存在も使い勝手断然変わってくるので吟味しましょう。
詳しくはファーストエイドキットの揃え方ページを参照してください。
ピックアップ
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筆者所持JETEDC モールポーチ
使い勝手の良さもさることながら中のゴムバンドも止血用に使えます。
見た目薄っぺらいですが拡張性も高いので荷物が増えても安心です。
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ニトリル手袋
出会う人全員にオススメしてます
説明
ブッシュクラフトでは手を洗う場所がなかったり、水場が面倒な場所にあったりするので、このニトリル手袋があれば倒木を触った手でも食材を触れて、尚且つベタつきを予防もできます。
さらに耐摩耗性や突刺し強度も強いので、ちょっと木を触る時なんかにもささくれ対策として使えます。
また薄いので何枚持ち歩いても場所を取らないのも素敵です。
選び方
どれも基本的には同じようなものなので色で選んで問題ありません。
注意点
溶けてしまうので熱には注意しましょう。
ピックアップ
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筆者所持PROMEDIX ニトリル手袋
家の料理、掃除、車・バイクの整備、怪我の保護、キャンプ、といつ何時でも使っていて毎日便利です。
防虫用品
地べたスタイルは虫の宝庫
選び方
使う人の寄せ付けやすさや環境によって効果はまちまちなので、レビューを参考にしたり色々試してみたり探してみましょう。
注意点
「蚊除けだけどハエにも効果あり」と書いてあってもハエには効果が弱かったり、行く場所によってはビルドアップされた屈強な虫もいたりするので注意しましょう。
また侵入防止系の粉タイプは風で食品にかかってしまうことがあるので止めましょう。
携帯浄水器
ソーヤー ミニは間違いない
小袋
薪拾い用のランドリーバッグは欲しい
選び方
小袋やコンテナの選び方についてはキャンプ道具の選び方ページでも解説しています。
ブッシュクラフトであると嬉しい袋と言えば、薪拾いに使えるランドリーバッグです。
「ランドリーバッグ 軍」で検索すれば、ブッシュクラフトに向いてそうな雰囲気のバックを見つけることが出来ます。
バッグとして使わない時は敷物として使えるので一石二鳥のアイテムでもあります。
注意点
大きさは40cm以上あると薪を入れやすいです。
ピックアップ
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筆者所持ドイツ軍
薪拾いはもちろん、地面の水分を吸わないように薪を置く敷物にしたり、火の粉対策の袋や簡易座布団的な使い方もしています。
1番多用していると言っても過言ではないアイテムです。
帽子
もし、上から虫が落ちてきたら…
パンツ
ブッシュクラフトが本格的になるほどパンツが重要
説明
地べたスタイルのブッシュクラフトでは岩場や砂利だろうが、膝をついて作業することも多々あるので膝部分に補強や膝パットがついているパンツだと作業がとても楽になります。
また木の引っかきや石との擦れに強い耐久性、焚き火対策に難燃性、薪割りやノコギリで汗をかいても熱や湿気がこもらないベンチレーション、雨で濡れても乾きやすく汗を吸っても重くならない生地、散策時に助かるたくさんのポッケ、作業時でも安心のチャック付きのポッケなど、ブッシュクラフトが本格的になればなるほどパンツは心強いパートナーとなるでしょう。
選び方
海外のブッシュクラフターはみんな履いていると言っても過言ではないフェールラーベンのパンツも、薄いのに耐久性と難燃性を兼ね備えていて膝パッドも入れられるなどブッシュクラフトで欲しい機能は全て付いているのでオススメです。
またお尻のポッケが無いので座ったときに邪魔な感触がないのも最高です。
安物
ブッシュクラフトに向いているパンツがほしいけど高くて買えないという方は、耐久性重視ならコットン製の作業用パンツ、汗対策や運動性なら登山用パンツで選んでみるのもいいでしょう。
欠点としては作業用パンツは汗を吸ったときに重くなる、登山用パンツは耐久性が低いことです。
注意点
一生物と言ったら過言ですが、そのレベルで使い倒せるので最初に奮発して購入するのもアリです。
ピックアップ
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筆者所持Helikon-Tex ピルグリムスタイル
フェールラーベンと同等のクオリティのパンツです。値段も機能もベイストバイの一品。
ベルト系
薪拾いの強い味方
説明
ブッシュクラフトでは薪拾いなどで装備をつけたまま山の中を散策することが多々あるので、ベルトループを活用することで快適に散策することが出来ます。
選び方
ベルトのオススメは革製品が雰囲気が出ていいですが、使い勝手はミリタリー系の物が優れています。
ワンタッチでバックルの開け閉めが出来るので私も愛用しています。
ナイフはシースにベルトループが付いてますが、次にあるといい物はノコギリホルスターです。
ノコギリはそもそもケースが無いのもありますが、薪の切り出し等に使うので買っておくといいでしょう。
冬場に重宝するのはグローブストラップです。
歩いてる最中に倒木を触ることになった、作業時とそうでない時で付け外しする、という場面でも素早く付け外し出来て、思考と行動を直結させることが出来ます。
私も防寒用と作業用で2つ用意しています。
ダンプポーチも火口拾いや山菜採りのタイミングにあると便利です。
優先度は低いですが自由度が高いので余裕がある時に購入してみましょう。
斧ホルスターも欲しくなるタイミングがありますが、基本的にはクラフトや薪割りに使用するので持ち歩くことは少ないです。あるとすれば倒木の枝払いなど。
また揺れたり邪魔だったりするので明確に必要と思うまでは無くてもいいでしょう。
注意点
バックパック
区分けが少ないバックパックは使いにくい
選び方
海外の人はだいたいバックパックでブッシュクラフトをしていますが、直火が出来ない日本では焚き火台や虫対策の道具など海外の人よりも物が増える傾向が強いです。
なので自分の装備とも相談してバックパックを使うか決めましょう。
大きさは持ち物、食材の運び方、長物の長さなど、人それぞれですが、平均的にはサイドポケットなどの拡張含めて50L~60Lでジャストサイズくらいです。
テントの大きさやキャンプ寄りの装備が多い場合は小さく感じるかもしれません。
コンパートメント(区分け)が少ないバックパックは使いにくいので注意しましょう。
バックを開ける=ほとんどの道具が露出するという自体になります。
引用元:/gear/review/wear/fjallraven_kajka75
パッキング時と道具を取り出した後で荷物の位置が変わり、使い勝手が悪く小物の収納がしずらくなります。
ミリタリー系では「使う時にチャックを開けて道具を取り出す」ですが、Kajkaでは「使う時にカバンをまさぐる」になんです。
注意点
入れる物の重量によってはサイバトロンなどの安物はショルダー部分が切れるので注意しましょう。
絶対にダメと言うほど脆くはありませんが、重いからと勢いよく背負うと衝撃で寿命が縮むので、破れそうになった場合は静かに背負うようにしましょう。
またミリタリー系や上記の安物は背負心地が悪いので、山を歩く人は登山系かフェールラーベンなどのバックパックにしておきましょう。
ピックアップ
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筆者所持Fjallraven Kajka 75
少し大きいですが食材も入れられて長い枝の持ち帰りもできるスグレモノです。ただし区分けが少ないので使いにくさもあります。
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ブランケット
長辺が200cm以下がオススメ
選び方
大きさは自分を覆うのであれば、畳んだ時にかさばるので長辺が200cm以下の物がオススメです。
マットに被せたりするのであれば200cm以上ある物がオススメです。
と言ってもそうそうぴったりサイズは無いので、大きめのをなくなく使うという人が多いです。
素材は火の粉に強いウールがオススメです。なるべく100%に近い方が防寒としても難燃としても効果抜群です。
注意点
素材によっては火が付いてしまうので注意しましょう。