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火起こし道具

  • 作成日
  • 編集日2024-07-08

着火具・火口・着火剤など色々な火起こし道具を解説

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概要

火起こし道具には大きく分けて、人間が使って火や火花を出す「着火具」と、着火具の火を受ける「火口」の2つに分かれます。
また着火剤は火口の一種と言えなくもありませんが、火口とは分けて紹介します。

このページでは道具の紹介をしているので天然の物は省いています。
松ぼっくりは火口になるなど

着火具

ライター火を持続的に出せる着火
マッチ蝋で固めてエマージェンシーツールに
ファイヤースターター火花を飛ばす着火具
フリントライターライターの火花を飛ばす部分
火打ち石硬い石で鋼を削って火花を飛ばす着火具

ライター

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ライターは普通のフリント式でもいいですが、山や河川敷は風が強いことも多いのでターボライターがおすすめです。
トリガー部と着火部の距離が離れているものだと、風で火が煽られても安全に使用できます。

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マッチ

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普通のマッチ以外に着火剤と一緒になったマッチがあり、こちらは火起こしを楽に済ませたい人に大人気でどこに行ってもよく見かけます。

またマッチはそのまま使ってもいいですが、先端に蝋を塗ることで防水になります。
防水でないマッチは1度濡れると成分が溶け出てしまい、乾かしても使ないので注意しましょう。
サバイバルでも火口になる物と一緒に防水の袋に入れてエマージェンシーツールとして忍ばせておくことが多いです。
UCOなどから出ている防水マッチも同様に蝋を含んでいるマッチのこと。

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ファイヤースターター

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ファイヤースターターはストライカーと呼ばれる板状の道具で擦ると火花を飛ばす着火道具です。
ストライカー以外にもナイフなどの金属でも代用可能ですが、尖っていたり角が出ている部分でないと火花は散りません。

名称

名称がたくさんあり、ファイヤースターター、ファイヤースチール、フェロセリウムロッド、フリントロッド、メタルマッチ、火打ち石、と呼ばれたりします。
成分にもよりますが正式名称はファイヤースターターかフェロセリウムロッドのはずです。多分…

成分

成分的にはライターの擦る部分と同じで、鉄・セリウム・マグネシウム等が合わさった物です。
鉄とセリウムを合わせた合金がフェロセリウムと呼ばれるもので、フェロセリウム製とマグネシウム製があります。
両者とも性格が逆ですがフェロセリウム製の方が上位互換と思って大丈夫です。
値段はフェロセリウム製の方が高いですが、商品の大きさにも左右されるので実際は大きな価格の違いはありません。

フェロセリウム製の特徴

発火点が低く火花が飛びやすいが、火力が弱い。

マグネシウム製の特徴

発火点が高く火花が飛びにくいが、火力が強い。

マグネシウム製は火力があるので質の悪い火口に対して有利ですが、「理論上有利」なだけで役に立たないことが多いです。
値段の差も飛び抜けているわけではないのでフェロセリウム製がオススメです。

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フリントライター

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フリントライターはZippoやライターの着火部だけのような道具です。
ファイヤースターターと似ており、簡単に火花を飛ばせますがガスやオイル向けで火力が弱く着火位置が持ち手と近いなど使い勝手も良くないので、一種の変わり種道具的存在として使うといいでしょう。

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火打ち石

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火打金を火打ち石に打ち付けることで火花を散らす着火具です。
火打金は鋼で出来ており、チャートと呼ばれる黒曜石などの硬い岩石などの尖った部分を叩くことで鋼が削れて火花となる仕組みです。
なので斧などの鋼製の物と硬い物があればだいたい火花は散ります。

火打ち石は川などで拾えて、火打金も鋼であれば何でもいいので自分で用意する人も多いですが、石の選別には知識が必要なので初心者はまず市販の物を購入しましょう。

火打ち石を使用する時は解いた麻縄などの火花を受けて火が着く火口ではなく、チャークロスやサルノコシカケなどの火花を受けて火種となる火口に使用するのが一般的です。

また火花を飛ばすのにもコツを掴む必要があるので空き時間に練習して慣れてから臨みましょう。

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火口

チャークロス火花を受けて火種になる。布状の炭
麻紐火花を受けて発火する。ほどいて使う
ファットウッド火花を受けて発火する。天然樹脂の塊

チャークロス

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チャークロスは布を炭化させたもので、火花を受けると小さな火種になるので、それを火口でくるんで空気を送ることで火に成長させる道具です。

またチャークロスは着火より作成の方が簡単なので、まずは自作してからの方がモチベーションは上がるかもしれません。
ページ下部でチャークロスの作り方も紹介しています。

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麻紐

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麻紐をほどくと細い繊維状になるので、その状態で火花を受けると火を上げる素材です。
火が着きやすい分燃え尽きるのも早いので、小枝や大量の葉など持久力のある火口も別途必要になります。

麻紐での着火に失敗する原因は麻紐の量が少ないこと多いので、麻紐と焚付の量を倍にしてチャレンジしてみましょう。

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ファットウッド

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松の木にできる樹脂(松脂)を大量に含んだ部分のことで、そのまま脂の塊なので削りカスでも簡単に発火する物。
燃やすと煙や匂いがあるので清潔なキャンプを求めてる人には向きません。

樹脂は重く重力で下がるので、多くは倒木の根本の方から採取できます。
上記の写真のような状態は珍しく、だいたいは切り口の1部分が濃くなっている程度です。

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着火剤

タイプとしては大きく分けると固形タイプゲルタイプがあります。

色々な着火剤を使ってきましたが、焚き火での使用であればどれも大差ないので何を使っても問題ありません。
炭への着火の場合は灯油・石油系やゲルタイプが使いやすかったです。

固形タイプ

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おがくずなどに燃料を染み込ませて固めたもので、着火は早いですがゆっくりと燃え広がるので使いやすいです。
乾燥すると火が着きにくくなるので長期保管には向きません。

燃料は灯油・石油やパラフィンワックスなど物によって様々ですが、明記している商品は少なめ。
また灯油・石油系など燃料によっては臭いがするものもあります。

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ゲルタイプ

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火を着けたい部分にピンポイントで着火でき、乾燥しないので長期保管にも向いています。
成分は揮発性が高いアルコールが多いので、容器から出したまま放置するとガスとなって揮発してしまいます。風や構造にもよりますが、ガス一部分に溜まると小爆発を起こすので注意しましょう。

また飛び散りによる衣類の燃焼や火傷の事故や、アルコールの火は目に見えにくいので火が着いていないと思いこんでの事故も多いようです。

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自作

着火剤は着火しやすい素材と蝋を使えば簡単に作ることもできます。

発火錐

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発火錐は木をこすり合わせて摩擦で火種を作る方法で、「はっかきり」と読みます。
技術だけでなく木の種類や乾燥度合いから道具の作り方など知識・経験・技術をフル活用する方法です。
慣れた人でも木の種類によっては全然出来なかったり、日陰が多い場所では水分が多く絶対に不可能なんてこともあります。

道具別の名称は下記の4つです。
メジャーなのはきりもみ式と弓きり式です。

  • きりもみ式
  • ひもきり式
  • 弓きり式
  • 舞きり式

映像で見るとササッとやって見えますが、実際にやってみるとけっこう時間がかかります。
慣れていない場所で素材を拾う所から計算したら数時間はかかるので、チャレンジする際はまずは時間潰し程度でやってみるのがオススメです。

チャークロスの作り方

  • アルミ缶などの蓋にナイフなどで小さい穴を開ける
  • 小さく切った布をアルミ缶に入れて蓋をする
  • 焚き火の中に放り込む
  • 蓋の穴から煙や炎が出なくなったら取り出す
  • 冷ましてからチャークロスを取り出す

入れ物について

アルミ缶は空焚きを続けると溶けてしまうので放置は厳禁です。
市販のケースではなく、蓋ができれば缶詰なども使えます。

布について

布はハンカチなどの薄い物でも大丈夫ですが、厚い布の方が触った際に崩れにくいのでTシャツなどを使うようにしましょう。
また伸縮性のある布は化学繊維を使用しておりチャークロスには向かないので気をつけましょう。

注意点

取り出す際に熱い状態だとチャークロスに着火してしまう可能性があるので気をつけましょう。