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ダウン素材について

  • 作成日
  • 編集日2024-07-03

ダウン素材の豆知識や注意点を紹介。キャンプでも冬になるとシュラフに衣類にとお世話になるので必読!

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概要

意外と知らない人が多いダウン素材のあれやこれやについて書いていくます。シュラフについてってよりも本当ダウン素材についてなんで、ダウンジャケット持ってる人も必読です。あと羽毛布団にも当てはまるよ。テストに出るよ。
ただここはキャンプサイトなんで便宜上「ダウンシュラフ」って言うかもしれん。

そうそう、多分きっとそうじゃないかなー的な情報を先に言っておくと、「自社開発のダウン(のような)素材」系については当てはまるかははっきりわかりますん。ダウン(のような)素材だから大概は当てはまっててほしい所存ですけどね。

ダウンの暖かさ

世の中的に「ダウン=温かい」ってなってるけど、何故ダウンが温かいかって理由を知ってか知らずか損をしてる人が多い印象。ダウンが何で温かいかって言うと

体温の暖かさで膨らんだ羽毛が空気を含んで断熱効果のある空気の層を作るから

って言う理由なんだけど、体温の暖かさでってのを蔑ろにしてる人が多いのよね。
インナーをやたらめったら着た上にダウンジャケット着てる人多いでしょ?あれ体温の暖かさが伝わらなくて羽毛が縮こまったままで十分な断熱層が作られずにダウンの保温・断熱効果半減なんです。

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わかりにくいけど…

衣類で言えば、ウールやセーターも同じように繊維に空気の層ができて断熱してくれるけど、ダウンの場合は体温で羽毛が膨らんで空気の層を作るのが違うところ。
もう一つ違うところは、羽毛は潰れるってとこ。
ダウンシュラフにはそんなに関係ないけど、羽毛布団やインナーダウンの時は羽毛布団の上に毛布を敷いたりインナーダウンの上に重いコートを着てたりして羽毛を潰すと物理的に膨らまなくなるからこれもダウンの効果半減になるよ。

そんで鳥の体温は37度くらいだそうなので、そのくらいの体温なら羽毛がしっかり膨らんでダウンの断熱効果も発揮できるらしい。
平均体温が低い人なんかは注意ね。

水に弱い

タイトルの通り、ダウンは水分に弱いです。汗をかいて羽毛が濡れてしまうと膨らまなくなって保温・断熱効果が薄れちゃうんだ。
登山する人とかはダウンとフリースの選び方に詳しいイメージあるから知ってると思う。

身体を動かさない時(汗をかかない時)はダウン
身体を動かす時(汗をかく時)はフリース

ってやつですね。
じゃあフリースでいいじゃんって感じだけどダウンは軽くて保温・断熱効果が大きいってのが利点なんで、登山でも休憩中は薄めのダウンに着替えるって人もいるんだとか?知らんけど

ダウンのジャケットやシュラフを使用する時は汗の吸収や発散効果のあるインナーを着て、汗でダウンが濡れてしまうのを防ぎましょうー。
寒冷地の人なんかはダウンシュラフに入る時は汗をかいたままの服装ではなくて、寝る時用に乾いている寝間着を用意してるんだとか。
寝てる時にかく汗だけじゃなく、入るまでにかいた汗や湿気をダウンシュラフに持ち込まないのもポイント。

あとダウンシュラフの時に気をつけたいのは汗の他に「雨と夜露」。
真冬に体温を伝えるために薄着でダウンシュラフに入ったら雨や夜露でビショビショに濡れたって言ったら命に関わることもあるんでテントの雨対策はしっかりしておきましょう。(この場合ダウン素材じゃなくても致命的だけど)
雨に濡れたら暖かくないダウンシュラフがダメなんじゃなくて、雨が侵入するテントが悪いのでダウンシュラフを責めないであげてください。

畳み方

ダウンの畳み方はいたって簡単。畳まないこと。これだけ。
羽毛ってとてもか弱い子なので毎回同じ箇所を折っていると、折り目の羽毛にだけダメージが蓄積されて羽毛がダメになってしまうからなのね。
だからダウンシュラフなんかはカバーにグワーって押し込むだけでOKなんです。

グシャグシャになっても体温ですぐ復活するし、使う前にカバーから出して少し放置しておくだけでも徐々に元に戻っていくよ。

おさらい

ではダウン素材の注意事項をおさらいしてみましょー。

  • 着込まない
  • 羽毛を潰さない
  • 湿気を持ち込まない
  • 濡らさない
  • 畳まない

うだうだ書き連ねたけどこうやって見ると楽ちんでしょ。
軽くて小さくて保温・断熱に優れたダウンシュラフを使いこなしましょ。