[Roost Outdoors] ククサ レビュー
- 作成日
- 編集日2024-07-05
Roost Outdoorsというアウトドアブランドが販売しているククサのレビューページ。漏れ対策も掲載。
概要
Roost Outdoorsというアウトドアブランドが販売しているククサという木のコップについてつらつらと。
そもそもククサやRoost Outdoorsのことを知らない人も多いと思うので主にその説明になっちゃうかも。
食品衛生法に基づいた器具容器の適合検査を実施済み
引用元:http://roostoutdoors.net/
食器類に一般的に使用される石油臭さなどのない食品グレードのウレタン樹脂コーティングです。
味や香りを阻害しないこだわりのフードグレードのトップコート。類似品に見られる石油臭さなどは一切ありません。安心してご利用頂けます。
※天然木を使用したハンドメイド品のため、アイテムごとに木目、色やサイズなど多少の個差があります。
水漏れ保証:初期不良にて水漏れがあった場合は、お問い合わせください。
全長 | 約15.5cm |
---|---|
高さ | 約6.5cm |
直径 | 8cm |
容量 | 約200ml |
アカシア(濃い方)とラバーウッド(薄い方)の2色展開。
革紐とカラビナが付いているがどちらも貧弱なので使用の際は切れたり外れたりには注意が必要。
ククサとは
北欧由来のブッシュクラフトでもよく作成されて、現地ではプレゼントに贈られることも多い。
上記の通り白樺のコブから作成するのが伝統的なククサだが、最近ではこの形状の木のコップのことをククサと呼ぶことが多く、使用される木や部位は様々。
しっかりと作ろうとすると単純に切り出すだけではなく、乾燥→整形→塩煮→乾燥、と数ヶ月から数十ヶ月はかかる。
Roost Outdoors
現代とヴィンテージの調和をコンセプトとしたアウトドア・ギアブランド「Roost Outdoors」
引用元:http://roostoutdoors.net/
現代の目線で実用性を考慮しつつ、ヴィンテージディテールを盛り込んだアウトドア・ギアの企画・製造を通して、雰囲気を大切にしたアウトドア・スタイルを提案していきたいと考えております。
日本の大阪に構えるアウトドアブランドで、木や革を使用した雑貨系の物を多く作成販売している。
ちなみに読みは「ルーストアウトドア」で、Roostは止まり木やねぐらと言った意味。
良心的な安価な商品が多いが、レビュー等を見てみると質が悪い物も多いイメージで当たり外れの”外れ”率が高そう。
このメーカーの物はククサしか購入していないが、かくいう私も"外れ"を引きました。
とは言っても外れたとしても許せる範囲と言えるくらいに安いので様々な見方で判断すべきだとは思います。
ハズレ(漏れ)の対策は下部で説明しています。
デメリット
ククサではなくRoost Outdoorsのククサとしてのデメリット。
上記でも書いたように、外れ率が高いこと。
Amazonのレビューで「水漏れする」というものがあるが、私も同じように水漏れが発生しました。
滲み出るというよりも漏れると言う方が合ってるくらいにみるみる内に量が減っていく感じ。
水漏れの対策にうちては下記の「水漏れ対策」の項目を参照してください。
他にはヒビ割れがある物もあるらしく、そこからの水漏れもあるんだとか。
ヒビ割れの修復となると技術が必要なので、届いた商品がヒビ割れしていたら試飲したりする前に素直に返品が賢い。
ウレタンコーティングされているらしいが、初期不良続出させるメーカーのコーティングはちょっと心配になる。
メーカーは日本だが原産国は多分……
メリット
ククサではなくRoost Outdoorsのククサとしてのメリット。
この値段で購入できることが1番のメリット。
変な装飾もなく飽きの来ないシンプルなデザインもいい感じ。
木材もゴムの木を使用しているのでこの値段で販売できる感じ。ゴムの木は減点ポイントになる人も多そうだが、この値段を実現させた点で見ればゴムの木も評価ポイント。
またこの値段から切る焼く等のカスタムベースとしても重宝されている。
ククサを伝統的なコップとしてではなく、雰囲気が出る小道具として使う人にはピッタリの商品。
とくにコップとしてではなく小皿的な使い方をするのなら漏れの被害もなく使用できる。
水漏れ対策
ククサの水漏れ補修の方法としては何種類かありますが、1番簡単なのは茶渋などの飲み物の汚れを使用した歩法だと思います。
自分で行った方法含め水漏れ補修の方法を紹介します。
塩茹で
伝統的なククサの作成方法でもある塩茹で。
これは水漏れと言うよりも木が割れないようにするための方法ですが、塩茹ですると木が締まって硬くなり割れづらくなるので水漏れ対策の一環にもなっています。
方法は単純で、塩で茹でた後に濡らしたキッチンペーパーと一緒にジップロックに入れてゆっくり乾かすだけ。ではあるが乾かすのに時間がかかる。(ククサ作成時は2ヶ月くらいかけて乾燥させてた気がします)
天然オイルでコーティング
亜麻仁油やクルミオイル等をしっかりじっくり染み込ませる方法。軽い水漏れならこの方法でも対策可能だが、再発の危険もあります。
私もこの方法を最初に試しましたが、多少の効果はあったものの、数回の使用ですぐに漏れが再発。
根本的な漏れの対策をした後にフィニッシャーとして使うのがいいかも。
ちなみにこの方法は飲み物に油が浮くので苦手な人は注意。
茶渋などの垢で穴を塞ぐ
お茶・紅茶・コーヒーなどの垢(茶渋)で穴を塞いでしまう方法。
この方法も乾燥や放置に数日かかるが、基本放置なので簡単で効果も大きいです。
何度か使えば他の飲み物も違和感なく飲めますが、ククサで飲む予定の飲み物で行わないと、数回は垢の元となった飲み物の雰囲気が残ります。
実際の工程
インスタントのコーヒーではなくフィルタータイプのコーヒー粉を使用する方法です。
4年ほど使用しても漏れが再発していないククサの水漏れ補修の方法は下記記事にまとめましたので、こちらを参照してください。