オイルランタン
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オイルランタンのスペックや小ネタなどを解説
概要
灯油(ケロシン・白灯油)またはパラフィンオイルを使用するランタン。
ハリケーンタイプと加圧式がある。
スペック
ハリケーンタイプのスペック
明るさ | △ | ソロキャンプでは十分だが明るくはない |
---|---|---|
照射 | ◯ | 360°照らせる |
燃料 | ◯ | パラフィンオイル |
燃費 | ◯ | 燃料も安く、消費も少なめ |
収納 | △ | ランタン全種でみると小さめ |
手軽さ | ◯ | 着火も簡単でほぼメンテナンスフリー |
耐久度 | △ | そうそう壊れないが修理部品がないこと箇所が壊れたら代替え |
燃焼音 | ◯ | 静か |
光源安定 | ◯ | 天候にも左右されない |
本体入手 | ◯ | 比較的手に入りやすい |
灯油とパラフィンオイルの違い
大体のオイルランタンが灯油もパラフィンオイルも使用可能。
2つを混ぜて使用することも可能で、パラフィンオイルより明るく灯油より安全になる。
簡単な比較はこちら
灯油 | パラフィン | |
---|---|---|
光量 | 明るい | 暗い |
値段 | 安い | 高い |
安全性 | 危険 | 安全 |
煤や匂い | 有 | 無 |
肌荒れ | 有 | 無 |
灯油
上記の通りパラフィンオイルよりも明るく安いが、引火性・気化性が高いので火災の危険がある。
また肌荒れの原因やアスファルトを溶かしたりコンクリートにシミを作ったりする。
パラフィンオイル
灯油よりも暗く高価だが、引火性・気化性が低いので安全に取り扱いができる。
またハーブなどを入れた防虫効果のある物など種類も豊富。
パラフィンは日本語で石蝋なので、成分は液状の蝋のような感じ。
ハリケーンランタン
メリット | デメリット |
---|---|
点灯が楽 | 暗め |
コンパクト | 同一形状 |
音がしない | |
雨風に強い |
燃料が染み込んだ芯に火を付けて光源とする。大きいZIPPOのような感じ。
種類も豊富でタンクの容量や芯の太さが違い、3,000円台の安いものからウン万円のヴィンテージ物まである。
加圧式やガソリンランタンとは違い絶対的な明るさは弱いが、燃焼音がしない、簡単点灯、ほぼメンテナンスフリー、燃費がいい、などメリットは多い。
写真で見ると大きさがどれも同じに見えるので、通販で買う時は大きさに注意しましょう。
加圧式ランタン
メリット | デメリット |
---|---|
明るい | コンパクトな物がない |
予熱が必要 | |
燃焼音がする |
ハリケーンランタンよりもガソリンランタンに近く、基本的にはガソリンランタンの灯油版と思ってもらって大丈夫です。
無名メーカーのもあリますが、基本的にはペトロマックスかヴェイパラックスの2択。
灯油を気化させるためにアルコールを使用してプレヒートと呼ばれる予熱をする必要があり、これをしないと煤だらけになったりちゃんと発光しなかったりと手間は多い。
ですが愛用してる人にとってはその手間すら愛せる存在です。
小ネタ
ハリケーンランタンはそのままでも着火できるが、芯の両端を切って台形にすると火も安定して燃焼効率も良くなる。
またハリケーンランタンのことをフュアーハンドランタンと呼ぶことがあるが、フュアーハンドはメーカー名。
イギリスではケロシン灯油のことをパラフィンオイルと呼ぶ。ややこしい